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2008 Fiscal Year Annual Research Report

科学的知識と科学に対する態度の関係性についての日独比較研究

Research Project

Project/Area Number 18300273
Research InstitutionNational Institute for Educational Policy Research

Principal Investigator

吉岡 亮衛  National Institute for Educational Policy Research, 教育研究情報センター, 総括研究官 (40200951)

Keywords自然科学教育 / 科学に対する態度 / 日独比較 / 調査研究 / 心構え / 科学リテラシー / 科学 / 成人
Research Abstract

本研究は、学校での理科や数学の学習はその後の人生において有用な知識やリテラシーの習得を目指して行われるものであるとの観点に立ち、その後の人生を生きていく中で、人々が科学的な知識をどれだけ保持しているのか、また、科学に対してどのような態度を持っているのかを調査し、学校教育の意義を再考するものである。本年度は3年計画の3年目に当たる。
本年度は、2年目までに収集した調査データを整理し、追加分の調査データを入力し、再分析を行なった。それらの結果を元に8月に全体会議を開いて討論会を行なった。母集団は、日本では保護者、教師、大学生の3つのグループについて100名強のデータを得た。ドイツにおいては様々な事情から、全体で65名分のデータを得るに留まった。しかしながら統計的分析には十分と考えて、独立したグループとして比較分析を行なった。全体会議以降に、追加の分析と日独間の調整を行い、その後は報告書の作成を行なった。
分析の結果から、わが国の高校1年生に見られた科学に対する悲観的状況は、成人グループではそれほど深刻ではなかった。認知面においては過去の国際調査データとの比較でそれを上回っており、情意面においてはドイツの成人と接近する結果となった。総じてわが国の成人の科学に対する知識や態度は、子どもたち程深刻ではないとすると、それでは、子どもたちの現在の状況は何に起因するのかは今後の課題である。また、学校を卒業後社会生活を続ける中で科学に対する認知面や情意面の成績が改善されるとするならば、その要因はなぜか、学校の成績とはどのような関係にあるのか、さらに研究を進めるべき課題が多く見つかった。

  • Research Products

    (2 results)

All 2008

All Presentation (1 results) Book (1 results)

  • [Presentation] 大学生の持つ科学知識に関する-考察2008

    • Author(s)
      吉岡亮衛, 藤田剛志
    • Organizer
      日本理科教育学会第58回全国大会
    • Place of Presentation
      福井大学
    • Year and Date
      2008-09-14
  • [Book] Einstellungen zu den Naturwissenschaften und naturwissenschaftlich relevante Haltungen bei deutschen und japanischen Jugendlichen-Eine neue Perspektive zur PISA-Debatte-2008

    • Author(s)
      J. Langlet, G. Schaefer
    • Total Pages
      131
    • Publisher
      Perterlang

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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