2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18300276
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
土肥 充 Chiba University, 言語教育センター, 准教授 (00323428)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 秀夫 千葉大学, 言語教育センター, 教授 (30226873)
パカリワガン ロリーン 千葉大学, 言語教育センター, 外国人教師 (70400984)
竹蓋 幸生 文京学院大学, 外国語学部, 教授 (40009030)
竹蓋 順子 大阪大学, サイバーメディアセンター, 准教授 (00352740)
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Keywords | 教育工学 / 英語教育 / 映画 / DVD / 三ラウンド・システム |
Research Abstract |
本研究は英語学習者が高い興味を持つ映画に着目し,映画DVDを使用したCALL教材の作成支援システムを開発して今後の教材開発に供するとともに,実際に一種「英語CALL教材」を作成してシステムの機能と実用性を検証することを目的とする。 昨年度開発に成功した映画DVD対応CALL教材作成支援システムに加え,今年度はDVD-Videoに収録された映画のうち教材に使用する部分(セグメント)の開始部分と終了部分をタイムコードで記録するプログラムを業者委託により開発した。これらのオーサリングシステムを活用七,今年度は映画作品1編を使用した教材を試作した。具体的には,(1)映像は各セグメントのタイムコードをエクセルに記述し,(2)テキスト情報は三ラウンド、システムの指導理論に基づき,設問,ヒント情報,正解例,解説情報,参考情報,補助情報,発展情報などをエクセルに入力し,これらのエクセルファイルをXMLファイルに変換した。その他,(3)参考情報および発展情報で使用する音声はネイティブスピーカー2名に依頼して録音スタジオでの収録とデジタル化を行い,(4)画像は業者委託および自作のグラフィックスを使用し,(5)これらのマルチメディア情報を統合してブラウザ上で実行可能な教材が完成した。完成した教材をCD-Rで配布してハードディスクにインストールするためのインストーラーも業者に開発委託した。教材開発の過程全体で技術的問題は発生せず,教材作成支援システムの機能と実用性も検証でき,当初の計画通り映画DVDを使用した教材の開発体制が整ったと結論した。 以上の研究成果に基づき,平成20年度は開発した教材の試用と改善を行う予定である。
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