2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18300277
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山内 祐平 The University of Tokyo, 情報学環, 准教授 (50252565)
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Keywords | 教材 / 博物館 / RFID / 把持 |
Research Abstract |
2007年度は、2件の予備評価実証実験を行った。 8月には神奈川県立生命の星・地球博物館において、一般来客者を対象に実証実験を行った。システム・コンテンツの形成的評価の位置づけであり、多数の参加者より好意的な評価を得たが、センサの感度等において改善点が見つかった。 11月には、中学生を対象とした予備評価実験を行い、三葉虫をテーマに開発した把持状態によって提示コンテンツが動的に変化する教育システムの有効性を確かめると共に、システムの最終調整を行った。本研究で開発したMonogatariの改良版システム試用者群(実験群)、及びボタンを押すことでMonogatariの映像がPCの画面上で再生され、それを視聴する試用者群(統制群)の2つである。 アンケートは(A)三葉虫や化石に対する動機づけに関する調査と(B)ユーザビリティに関する調査の2種から成る。 予備評価実験の結果、Monogatariの改良版システムは、三葉虫や化石に対する動機付けを喚起していることが明らかになり、また展示装置の体験そのものも、概ね好意的な評価を得られた。また、同時に行われたユーザビリティ調査において一部改善の余地があることが明らかになり、把持状態の判定の正確さおよび速度の向上、提示コンテンツの変更などを行い、最終評価の準備を行った。
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