2006 Fiscal Year Annual Research Report
理工系日本語学習者のためのe-Learning統合学習支援システム開発と評価
Project/Area Number |
18300281
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
仁科 喜久子 東京工業大学, 留学生センター, 教授 (40198479)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥村 学 東京工業大学, 精密工学研究所, 助教授 (60214079)
望月 祐洋 東京工業大学, 学術国際情報センター, 助教授 (60338209)
小島 聡 東京工業大学, 留学生センター, 助教授 (00202060)
西條 美紀 東京工業大学, 留学生センター, 助教授 (90334549)
村岡 貴子 大阪大学, 留学生センター, 教授 (30243744)
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Keywords | 作文支援システム「なつめ」 / 読解支援システム「あすなろ」 / 非漢字圏学習者 / 例文表示 / 共起表現表示 / 著作権 / レベル別 / i-Pod |
Research Abstract |
漢字圏・非漢字圏学習者に対する科学技術日本語のニーズ調査に基づいて、e-Learning統合学習支援システムのコースデザインを検討した。 1)読解支援 従来開発してきた「あすなろ」の充実をした。多言語辞書は中国語に続き、インドネシア語、マレー語における基礎的専門語を追加した。E-Learning非漢字圏用テキスト「もっとやさしい科学技術日本語入門」試作版を編集作成した。このテキストを使用した遠隔日本語教育実験としてタイのワライラック大学に講義送信をし、評価を受けた結果、教材を改良する予知があることがわかった。インフラストラクチャーにおいては、語学教室における問題点があることがわかり、今後の課題となった。 2)作文支援 新たに作文支援システム「なつめ」の開発を始めた。 ・例文表示では表示用のデータの収集を行うに当たり著作権に抵触しない「青空文庫」にフィルターをかけることで、「学習者レベル」にあうデータを準備することにした。 ・共起表現例文表示ともに、学習者の作文目的に適つた分野別のデータの収集をするため、新聞記事、青空文庫のほかに、科学技術文の収集を行った。 3)練習問題サイト 聴解問題練習のためにi-Podを利用したシステムを考案した。学習者ごとに弱点診断をした結果から、弱点を含む問題をダウンロードして練習するシステムであり、実験評価の結果、効果があることがみとめられた。 4)読解、作文支援において必要なコーパス分析は、専門分野におけるディスコース、文章構成に関わる分析をおこなった。
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Research Products
(7 results)