2008 Fiscal Year Annual Research Report
理工系日本語学習者のためのe-Learning統合学習支援システム開発と評価
| Project/Area Number |
18300281
|
|---|
| Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
|---|
Principal Investigator |
仁科 喜久子 Tokyo Institute of Technology, 留学生センター, 教授 (40198479)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
望月 祐洋 東京工業大学, 学術国際情報センター, 准教授 (60338209)
西条 美紀 東京工業大学, 留学生センター, 教授 (90334549)
|
|---|
| Keywords | 理工系日本語学習者 / 読解支援システム「あすなろ」 / 作文支援システム「なつめ」 / 練習問題サイト / 日本語コーパス / 学習者コーパス / 専門分野別 / 誤用検索システム |
|---|
| Research Abstract |
理工系日本語学習者にとって必要な文章理解、表現を支援するe-Learningの開発を行い読解学習支援システムasunaroとともに作文学習支援「なつめ」を搭載し、http://hinoki.ryu.titech.ac.jp/上に公開した。中国、タイなどの学習環境、ニーズの調査による学習システおよびとコンテンツ設計に基づいて、中国、スロベニアの共同研究者を含めた国際的な研究を展開した。昨年度からは特定領域「日本語コーパス」のコーパスが利用可能になったことから、コーパスの利用範囲が大量に利用できるようになり、研究の方法の改善ができた。多数のジャンルの異なるコーパスを比較することで、ジャンル別の共起の傾向が明らかになり、理工系学習者に提示すべき学習項目が明瞭になった。
専門分野の漢字データ・べースから基本漢字を選定、各専門分野の学習者向けの練習サイトのために数学専門家からのアンケートを収集して分析し、提示項目を明らかにした。また科学技術文書を書くためのディスコースの型を明らかにし、学習者作文を観測するとともに学習者へのインタビューによって、補強すべき学習項目を明らかにした。また、学習者コーパス構築のため学習者作文5000文を収集し、そのうち3500文について複数の日本語教育専門家による誤用タグ付をすることで学習者誤用データベースを作成した。これをもとに検索サイトのためのAPIの設計試作を行い、学習者並びに日本語教師のための誤用検索を可能にした。
|
