2007 Fiscal Year Annual Research Report
メンタリング機能を組み込んだe-learning教員研修システムの開発
Project/Area Number |
18300283
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
生田 孝至 Niigata University, 人文社会・教育科学系, 教授 (20018823)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒上 晴夫 関西大学, 総合情報学部, 教授 (20215081)
鈴木 克明 熊本大学, 大学院・社会文化研究科, 教授 (90206467)
浅田 匡 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (00184143)
久保田 賢一 関西大学, 総合情報学部, 教授 (80268325)
後藤 康志 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 講師 (40410261)
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Keywords | e-learning / 教員研修 / メンタリング |
Research Abstract |
本年度は、教員を対象とする研修用授業を「教育方法」の内容を中心に収録し開発した。これらの一連の授業を編集し、e-learning用の授業として構成した。主なる内容は、(1)授業設計に関わる内容、(2)授業運営に関わる内容、(3)授業評価に関わる内容の三領域から内容を構成した。また、講義の形態は、一方向的講義スタイルではなく、メンタリング的機能をも組み込んだ構成にするために、現職の教員と教師を目指す大学生との対話方式を取りいれた。画像と音声の質を考慮し、スタジオでのプロのカメラマンによる収録とした。これらは主として現職教員の教育方法、授業研究に関する基礎的内容の構成である。これらの講義は、授業研究に関わる形式知を教授するための内容である。 他方、授業に関わる教師の暗黙知を投影するために、実際の授業を収録し、これをディジタル化した。これらの授業を(1)映像音声による動画情報、(2)授業過程の文字プロトコル情報、(3)授業構成における教師の意図、(4)教師の教材解釈情報、(5)授業過程での授業認知情報、を主な要素として整理分類し、研修システムに組み込む準備を行った。 研修用システムについては既存のe-learningシステムを活用するとともに、ブレンデッドラーニングの効果を検証するために、大学の授業で大学生を対象にこれを一部施行し、ブレンデッドラーニングの効果が明らかになった。 メンタリング機能については理論的研究をまとめるとともにアメリカイギリスでの研究者との研究交流をふまえ、個別メンタリングと集団メンタリングについて検討し、ウェブ上でのグループによる検討過程を分析し、テーマと集団討議でのリーダーが課題になることが分かった。次年度ではこれらを修正した機能を組み入れることになる。
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Research Products
(15 results)