Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊沢 正裕 福井県立大学, 情報センター, 教授 (50144340)
田中 武之 福井県立大学, 情報センター, 助教授 (10244526)
安武 公一 広島大学, 大学院・社会科学研究科, 講師 (80263664)
井上 仁 九州大学, 情報基盤センター, 講師 (70232551)
多川 孝央 九州大学, 情報基盤センター, 助手 (70304764)
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Research Abstract |
本年度は,「可視化項目の解明」.「可視化プラットフォームの設計」,「研究成果の発表」を行った.可視化項目の解明では,従来までに実施されていたコンテンツ閲覧時間分析に加え,オンラインテストの受験パターン分析を行った.この結果,本学で実施しているような,1週間程度の期間の中で,最大5回まで受験可能なオンラインテストにおいては,学生の受験パターンが4グループに分かれることが判明した.また,これらの受験パターンは,2005年度に実施した4回のオンラインテストを分析した結果,テスト問題の難度など外部要因によりある程度変動はあるが,同じ学生は同じ受験パターンのグループに留まりやすい傾向が見られることがわかった. 研究計画調書では,各CMSに対応したインターフェースモジュールを作り,そこに汎用の可視化モジュールをつくりこむというデザインを考えていたが,今後,CMSを利用した授業の可視化が盛んになることを目指すと,これらをバラバラのモジュールとしてつくるより,一つのプラットフォームシステムの上でアセンブルしたほうが,統一性がとれ,使いやすいシステムになるであろうと考え,可視化プラットフォームのためのグランドデザインを考案した. これら,本年度の成果は,国内では,日本教育工学会全国大会の課題研究として採択され,また,情報処理学会のCMS研究会においても発表した.国際学会としては,e-Learn2006とWBE2007において発表を行い,欧州で同傾向の研究を行っている研究者と有益な意見交換ができた.
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