2008 Fiscal Year Annual Research Report
eラーニングを利用した授業可視化方法論の実証的研究
Project/Area Number |
18300290
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Research Institution | Fukui Prefectural University |
Principal Investigator |
山川 修 Fukui Prefectural University, 学術教養センター, 教授 (90230325)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
隅谷 孝洋 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 准教授 (90231381)
多川 孝央 九州大学, 情報基盤研究開発センター, 助教 (70304764)
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Keywords | 可視化プラットフォーム / 可視化モジュール / Moodle / 社会人の学習パターン / ことばのネットワーク / 人のネットワーク / SNS |
Research Abstract |
本年度の目標は、「可視化プラットフォームの完成」と「可視化モジュールの構築」であった。「可視化プラットフォーム」では、当初はWebサーバ+RDBサーバ+PHPでスクラッチから構築する計画をしていたのだが、ユーザ認証部分をゼロからつくるのを避けるため、オープンソースソフトウェアであるMood1eの認証機能を利用して、そのモジュールとして可視化プラットフォームの構築を行うという方針に転換し、その方向で可視化プラットフォームを完成させた。また、この可視化プラットフォームの上に簡単な可視化モジュールを載せ、その有効性を検証した。 可視化の方法論に関しては、インターネットで主に社会人向けの授業を行っている八洲学園大学のご協力のもと、社会人の学習パターンの可視化に関する研究をおこない、ことばのネットワークと人のネットワークを重ねることにより、あるディスカッションにおいて重要な単語を使う頻度と、学生の成績になんらかの関係があることが見えてきている。 今回の可視化プラットフォームは、LMSの学習記録の可視化を念頭において構築されたが、現在、多くの研究者が興味を持っている協調学習を支援するためのSNS等のログ解析にも利用可能なので、教育支援システムの記録を可視化するジェネラルツールとして発展していく可能性があると思われる。 研究発表は、情報処理学会CMS研究会、日本教育工学会、Web Based Education 2009等で実施した。
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Research Products
(4 results)