2006 Fiscal Year Annual Research Report
医学教育における情報ネットワークを利用した学外臨床教育支援システムの開発
Project/Area Number |
18300295
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
堀 有行 金沢医科大学, 医学部, 助教授 (80190221)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒田 尚宏 金沢医科大学, 医学部, 助手 (80333160)
鈴木 孝治 金沢医科大学, 医学部, 教授 (70064615)
安田 幸雄 金沢医科大学, 医学部, 教授 (80097443)
相野田 紀子 金沢医科大学, 医学部, 助教授 (50064605)
大原 義朗 金沢医科大学, 医学部, 教授 (50203914)
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Keywords | 学外臨床教育 / 教育支援システム / VPN / SSL / ネットワーク / 報告能力 / プレゼンテーション能力 / 問題解決能力 |
Research Abstract |
本研究の目的は、医学部において、学生が問題解決能力、実際の診療技能および教育技能を修得するために有効かつ統合的な学外臨床教育の支援システムを開発することにある. 平成18年度は、学外臨床教育に必要な指導体制と評価システムについての研究開発を行い、学外臨床教育支援システムに関するソフト開発を行った。 (1)学外臨床実習に必要な指導体制と評価方法についての調査研究を行った(担当:研究代表者:堀 有行、研究分担者:安田幸雄、相野田紀子).調査研究対象の項目は、(1)医療情報の収集と報告能力、(2)得られた情報の評価と診療計画の立案、(3)診療計画の実施への参加、(4)診療の基盤となる態度、であった.さらに、これらの項目を、「学外臨床教育の現場」と「学内から遠隔で行う」項目に分けた.結果として、学内から遠隔で行う項目で最も重要と判断されたのは、(1)「得られた情報の評価と診療計画の立案」および(2)「報告」の能力に対する指導と評価であった。 (2)(1)で得られた学内から遠隔で行う指導および評価項目について学外臨床教育支援システムの設計を行った(担当:研究代表者:堀 有行、研究分担者:黒田尚宏).本システムの特徴は、(1)到達目標と達成度が明らかになる点、(2)学生からの「報告」に音声を利用している点、また、(3)学生側からシステムへのアクセスの手段として、パーソナルコンピューターのほかに、SSLが可能な携帯端末からのアクセスを考慮した設計とした点である. (3)学外臨床教育の受入医療機関と大学との間のネットワークは、セキュリティー強化のために、当初予定のVPNのみならず、SSL方式の併用を採用することした。ネットワークの安全性を検証するためのネットワークを学内(医学教育センター)に敷設し、検証した(担当:研究代表者:堀有行、研究分担者:黒田尚宏).
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