2007 Fiscal Year Annual Research Report
ミズゴケ層の炭素同位体比を用いた大気中二酸化炭素濃度と海水立変動の時間的前後関係
Project/Area Number |
18310008
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
赤木 右 Kyushu University, 理学研究院, 教授 (80184076)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北島 富美雄 九州大学, 理学研究院, 助教 (40274427)
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Keywords | ミズゴケ / 炭素同位体比 / 二酸化炭素濃度 / 植物遺骸堆積物 / 海水位 |
Research Abstract |
本課題では、ミズゴケ層の炭素同位体比を測定することによって、間接的に大気中の二酸化炭素濃度を求め、その変動と海水位変動との時間的前後関係を明らかにする。今年度は以下のことを行った。 1)泥炭コア試料の採取 今年度は、北アイルランド、スウェーデン、アルゼンチン、ポーランドにおいて試料採取を行った。北アイルランド、スウェーデンでは、Franzen博士、アルゼンチンにおいてはMcCulloch博士、ポーランドにおいてはSkrzypek博士の協力を得て行った。日本の場合と異なり、試料の乾燥処理だけを現地の施設を借用して行い、日本に持ち帰り、試料の分割、保存処理を行った。 2)炭素同位体測定の測定 前年度に検討したより厳密な分離法を適用し、リグニンとセルロースを単離する。単離したリグニンとセルロースについて、同位体比の分析を行った。同位体比プロファイルの特徴を検討した。 2)14C年代測定 一部の試料について、年代測定を行った。深さに対してほぼ直線的な年代増加を確認した。 3)研究成果の発表 中間的な成果であるが、確立した方法論について日本地球化学会で発表した。
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