2008 Fiscal Year Annual Research Report
エアロゾルとPM_<2.5>の同期観測:エアロゾルの発生から移送拡散まで
Project/Area Number |
18310013
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
向井 苑生 Kinki University, 理工学部, 教授 (00097411)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐野 到 近畿大学, 理工学部, 准教授 (10247950)
中口 譲 近畿大学, 理工学部, 准教授 (30188916)
保本 正芳 近畿大学, 理工学総合研究所, 助教 (40340765)
井口 信和 近畿大学, 理工学部, 准教授 (50351565)
溝渕 昭二 近畿大学, 理工学部, 講師 (30340756)
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Keywords | 大気環境 / エアロゾル / 粒子状浮遊物質 / 地上観測 / 都市環境監視 |
Research Abstract |
当グループでは,10年に渡り衛星及び地上放射観測データを用いた大気エアロゾル解析に取り組み、1〜5のような成果を挙げている.更に、2008年5月にはレーザー光を上空に放射し,微粒子による反射,散乱光を計測するライダー(LIDAR)モニタリングシステムが関西では初めて近畿大学東大阪キャンパスに国立環境研究所によって設置された.これらの新しいデータを加え,モデルシミュレーションへの導入を含む解析システムを構築して、6〜8の項目が実現した。 1. 米国NASAが地球規模で展開する大気放射観測ネットワークAERONETの放射計を東大阪キャンパス,白浜水産種苗センター,石川県能登町において設置し,エアロゾル観測データを取得してWEBにて公開(http://aeronet.gsfc.nasa.govにてデータ公開). 2. 東大阪と能登にSPM-613D(紀本電子)を設置して,サイズ別,特性別に浮遊状大気粒子(PM10, PM2.5, OBC)の24時間計測を実施,サンプリング粒子の化学分析. 3. エアロゾル放射特性とSPM値の関係解析 4. 衛星解析への応用による時空間制約を越えた大気粒子分布の導出 5. エアロゾルの発生から拡散まで(モデルシミュレーション) 6. ライダー計測を開始した.これにより,高度分布を含む,より精度の高い大気粒子解析が実現した. 7. 総合的なデータ解析手法の実装 8. モデルシミュレーションと実データの融合
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Research Products
(10 results)