2008 Fiscal Year Annual Research Report
ペプチドアレイを利用したプロテイン検出チップの構築
Project/Area Number |
18310087
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
三原 久和 Tokyo Institute of Technology, 大学院・生命理工学研究科, 教授 (30183966)
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Keywords | プロテインチップ / ペプチドアレイ / 化合物ライブラリ |
Research Abstract |
本研究では、立体構造をデザインした種々のペプチド配列を同時合成し、デバイス配置可能な最新技術であるペプチドライブラリ手法を駆使し、細胞内外の種々のタンパク質を機能的特徴により解析することが可能なプロテイン検出チップ(設計ペプチドチップ)の開発を行うことを目的とする。 「プロテイン検出チップ」適合型デザインペプチドライブラリの構築:細胞内外で機能しているタンパク質ライブラリを機能別に分類し、濃度定量を行うことの可能な種々のペプチドライブラリの構築を平成19年度に引き続き行い、3年間合計200種のヘリックスペプチドライブラリを構築した。糖鎖を認識するレクチンなどのタンパク質検出を行うために糖鎖(ガラクトース・マンノース等)を有する複合ペプチドをさらに10種合成した(3年間合計で26種)。ペプチドライブラリのアレイ化による「プロテイン検出チップ」構築:作成した種々のペプチドライブラリを用いたアレイ化を平成19年度に続き行った。上記の糖ペプチドと2種のレクチンタンパク質との相互作用解析に成功した。ターゲットタンパク質を化学結合により捕捉できる3種の光架橋型ペプチドアレイ構築および固定化ペプチドを光切断できるアレイの構築に成功した。ラベルフリー検出システムの構築:構築していくチップを用いたタンパク質の検出において、ターゲットタンパク質の標識(ラベル)を必要としない金の異常反射法を利用した。金基板の合金化に成功し、タンパク質検出感度向上を達成した。
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Research Products
(2 results)