2007 Fiscal Year Annual Research Report
生活者の安心安全と自立を支援する電子生涯カルテ〜医療と福祉介護記録の連続性〜
Project/Area Number |
18310107
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
津久間 秀彦 Hiroshima University, 病院, 准教授 (10222134)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 澄 広島大学, 病院, 教授 (30168190)
田中 武志 広島大学, 病院, 助教 (40325197)
岩田 則和 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 講師 (00346537)
小西 央郎 広島大学, 病院, 講師 (70325190)
岩崎 泰昌 広島大学, 病院, 講師 (50232666)
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Keywords | 医療情報学 / 電子カルテ / 患者安全 / プライバシー権 |
Research Abstract |
【研究目的】本課題では、住民の健康の維持・増進・危機管理・医療安全に資するための、複数施設にまたがる住民の健康記録の共有方法、有効な2次利用のための要件検討を行っている。 【本年度の成果】 ●一次利用の場面ごとのデータ連携モデルの検討:地域医療機関の情報連携の事例の一つとして、災害・救急時の患者の効率的な搬送と適切な処置を行えるための、トリアージ情報と電子カルテ情報の連携モデルを作成した。 ●患者データの表現方法の検討:患者になされた医療と成果を把握するために、診療看護プロセスの客観的な把握、相互比較、蓄積データの二次利用のための、従来の電子カルテの入力方法の問題点を検討した。特に継続的なイベントにおける介入と結果の関連の表現方法、及びデータの格納方法の標準化の必要性を明確にした。 ●情報共有時のデータの信憑性の問題点の検討:注射業務のインシデント事例をもとに、電子的な情報共有下での、無効になった情報の削除・中止漏れなどの問題点の整理を行った。 ●二次利用のためのセキュリティ要件の検討:施設の内・外からの二次利用データアクセスを想定し、データセキュリティを確保するためのデータ構造、利用者認証、匿名化等の要件を検討した。
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Research Products
(17 results)