2006 Fiscal Year Annual Research Report
南インド村落構造の変動:四半世紀後の再調査とGISの応用研究
Project/Area Number |
18310157
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
水島 司 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 教授 (70126283)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳澤 悠 千葉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (20046121)
南埜 猛 兵庫教育大学, 大学院学校教育研究科, 助教授 (20273815)
中村 尚司 龍谷大学, 経済学部, 教授 (50172424)
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Keywords | GIS / 南インド / カースト / 移民 / 村落変化 |
Research Abstract |
初年度は、以下の活動をおこなった。 1.前回の調査でのファインデイングの整理とデータのデジタル化作業、論点の整理、今回の調査の調査仮説、調査項目の設定、調査計画の設定をおこなうための研究会を実施した。 2.タイ、インドネシア、中国で長期的な農村変動を追跡研究している研究者と研究会をもち、アジア農村変動の比較の視点を得た。 3.ラールグディ郡全域、およびタミルナード州全域のセンサス関係のデータを収集し、GIS化の目途をつけた。 4.研究参加者は、本科研費、ないしは別の調査と関連して現地を訪れ、土地所有規模構成、地主・小作・農業労働者関係、カースト間関係、農外雇用、国内外への移民、教育レベル、村落の生態環境など、過去四半世紀間の村落変化の特徴の概要を把握し、次年度以降の具体的な研究項目と計画を策定した。 5.これらの作業と平行して、研究代表者はECAI、国際経済史学会などの国際学会への参加と報告、ハンブルク大学での講演、旧インド省文書館での資料調査を行った。
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Research Products
(12 results)