2006 Fiscal Year Annual Research Report
ローカル・センシティヴな「開発とジェンダー」研究の構築をめざして
Project/Area Number |
18310159
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
熊谷 圭知 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (80153344)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石塚 道子 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (20149553)
伊藤 るり お茶の水女子大学, ジェンダー研究センター, 教授 (80184703)
藤掛 洋子 東京家政学院大, 家政学部, 助教授 (70385128)
窪田 幸子 広島大, 総合科学部, 助教授 (80268507)
中谷 文美 岡山大, 大学院・社会文化科学研究科, 助教授 (90288697)
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Keywords | 開発 / ジェンダー / ローカル / フィールドワーク / グローバル |
Research Abstract |
1年目の科研費研究会においては、各自が開発・地域研究・ジェンダー研究関連の図書・資料を収集し、検討したほか、次の活動を共同で行なった。1)分担者全員が参加する1泊2日の研究会の実施(2006年7月、10月、お茶の水女子大学)、2)第三世界の「開発とジェンダー」をめぐるフィールドワークの実施(夏季休暇期間中:パプアニューギニア=熊谷、アルジェリア=三浦、パラグアイ=藤掛、バングラデシュ=池田、タイ=江藤、3)「ジェンダーと開発」をめぐる国際ワークショッフ.の実施(2007年1月13-14日、お茶の水女子大学)。 1)研究会:7月の研究会では、研究メンバー全員が第三世界の「ジェンダーと開発」をめぐる自らの研究史と研究方法・視点を紹介し、方法論的枠組みの構築に向けての課題を共有した。10月の研究会の後半は共通テーマを「開発実践と研究の間」と題し、小國・荒木が報告者となって、お茶の水女子大学の21世紀COEプログラムとの共催で行なった。外部からも多くの参加者を集めた。 2)フィールドワーク:各自が自らのフィールドにおいて、地域調査・資料収集を行ない、第三世界のローカルな文脈における「ジェンダーと開発」問題の実態とその位相を確認した。その成果については10月の研究会および1月の国際ワークショップで報告した。 3)国際ワークショップ:研究代表者の熊谷が主宰する21世紀COEプログラムのサブ・プロジェクトとの共催で行なった。海外から3名のゲスト講師(Ruth Pearsonイギリス、Mary Johnインド、Kristi Poerwandariインドネシア)を招聘し、英語で報告・討論を行なった。科研メンバーのうち、熊谷、池田、藤掛が報告を行ない、中谷、窪田、池田、棚橋が座長として参加した。現在、メンバーの多くが編集・解題者として加わり、このワークショップのプロシーディングスを作成中である。
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Research Products
(13 results)