2006 Fiscal Year Annual Research Report
薬の倫理学と薬剤師の倫理教育プログラムの構築および薬の歴史文化論的研究
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18320009
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| Research Institution | Shizuoka University |
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Principal Investigator |
松田 純 静岡大学, 人文学部, 教授 (30125679)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 尚武 鳥取環境大学, 環境情報学部, 客員教授 (10011305)
奥田 潤 名城大学, その他・名誉教授 (00076704)
浜渦 辰二 静岡大学, 人文学部, 教授 (70218527)
鈴木 実佳 静岡大学, 人文学部, 助教授 (40297768)
川村 和美 名城大学, 薬学部, 非常勤講師 (10424946)
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| Keywords | 倫理学 / 薬学 / 薬剤師倫理教育 / 薬の歴史 / 医薬品 / 職業倫理 |
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| Research Abstract |
A.薬をめぐる倫理的・制度的諸問題の所在を明らかにするため、製薬会社医薬学術統括部、大手薬局営業本部、薬剤師認定制度認証機構、臨床試験管理センターより第一線の専門家を招聘し、それぞれから製薬企業活動のなかの研究開発、医療制度大改革による薬業界の激変、薬の倫理を支えるレギュラトリーサイエンス(評価科学)、臨床研究における倫理性と科学性など、現場の状況と課題について専門的知識の提供を受けた。それらを踏まえ、倫理的原理上の対立面から制度的改善方向にいたるまで包括的に検討してきた。現在、医療環境および薬業界は激変の最中にあり、薬剤師の果たす役割が大きく変化し、倫理的対応面でも新しい課題が生じていることが確認できた。
B.こうした状況を見据え、薬剤師倫理教育プログラム構築のために、薬剤師が出会う倫理的ジレンマを具体的なケースについて検討を重ねた。
C.薬の歴史文化に関する研究のため、内藤記念くすり博物館、インドにおけるアーユルヴェーダ体験、ソウル大学医学部博物館および付属病院、韓濁医薬史料室、ホジュン博物館を視察し、それぞれのまとめを行うとともに、韓国語文献の翻訳も行った。
これらの成果を踏まえ、薬に関する倫理と薬剤師倫理教育のための教科書の構成を検討し、目次構成が出来つつある。薬の歴史文化についても単行本の刊行をめざして構成の検討を行っている。
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