2006 Fiscal Year Annual Research Report
死海文書と七十人訳ギリシア語聖書の総合的・学際的研究-モーセ五書本文伝承史-
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18320020
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Research Institution | Tokyo Woman's Christian University |
Principal Investigator |
守屋 彰夫 東京女子大学, 文理学部, 教授 (70239698)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秦 剛平 多摩美術大学, 美術学部, 教授 (20103715)
関根 清三 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (90179341)
佐藤 研 立教大学, コミュニティ福祉学部, 教授 (00187238)
山我 哲雄 北星学園大学, 文学研究科, 教授 (80230332)
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Keywords | 死海文書 / 七十人訳ギリシア語聖書 / モーセ五書本文伝承史 / ヨセフス研究 / フィロン研究 / ヘレニズム時代 / 初期ユダヤ教時代 |
Research Abstract |
3年の研究期間の第1年度にあたる平成18年は、3年間の研究計画、達成目標を確定することから始めた。5月17日の日本旧約学会終了後に第1回の研究打合せ会を開き、全体の研究計画と任務分担を確認した。6月24日に、多摩美術大学上野毛校舎で、「七十人訳ギリシア語聖書をめぐる諸問題」と題して、秦剛平教授の講演と質疑応答を行い、紀元前後の正典化過程についての理解を深め合った。12月25日には東京女子大学で会議を開き、平成19年夏に開催される国際研究集会「ヘレニズム時代におけるモーセ五書本文伝承史」(日本学術振興会からの助成承認済み)への貢献のあり方、任務分担、出版計画を話し合った。 研究代表者の守屋彰夫と研究分担者の秦剛平は、平成18年11月に開催された聖書文学協会年次大会(米国、ワシントンD.C.)に出席し、国際研究集会への海外からの参加者との打ち合わせを行った。また、国際研究集会での研究発表論文を出版するために、いくつかの出版社と交渉し、最終的にライデン(オランダ)のブリル(Brill)社から出版することが決まった。 死海文書関係の一次資料(テクスト)の収集は順調に進んだ。関連著書・論文等(二次資料)は出版点数が厖大だが、基本的なものは揃ったと言えよう。七十人訳ギリシア語聖書関係の一次資料は出版が進行中でまだ完結していないが、二次資料も含めて収集に努めている。 個々の研究者は、それぞれの分野の個別研究に従事し、その成果を平成19年8月28日から31日にかけて開催される上記の国際研究集会で研究発表を行う準備に取り掛かっている。
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Research Products
(9 results)