2007 Fiscal Year Annual Research Report
日本文学における国際的研究理論と互換システム構築をめざして-文化表象を中心に-
Project/Area Number |
18320045
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
中川 成美 Ritsumeikan University, 文学部, 教授 (70198034)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 三春 山形大学, 人文学部, 教授 (80164341)
西 成彦 立命館大学, 先端総合学術研究科, 教授 (40172621)
木村 一信 立命館大学, 文学部, 教授 (20105365)
菅 聡子 お茶の水女子大学, 人間文化研究科, 教授 (70224871)
谷川 恵一 国文学研究資料館, 教授 (10171836)
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Keywords | 文化理論 / 文学 / カルチュラル・スタディーズ / ナショナル・アイデンティティー / ポストコロニアル / 映画 / アニメ / ジェンダー |
Research Abstract |
本年度本科研の主要な研究成果として、2007年6月、および12月に開催した2つの国際シンポジウムがある。先ず、6月29日から30日に「イタリア観の一世紀」と題する日本とイタリアの交渉史、および相互の文化表象イメージを考える国際シンポジウムをイタリア東方学研究所、立命館大学国際言語文化研究所主催にて開催したが、この実行にあたって本科研メンバーが中心的な立案、実行に参画した。ナポリ東洋語大学、ローマ大学、ニューヨーク州立大学、コペンハーゲン大学から海外研究者の参加があった。また、12月7〜9日の「乱歩コンファレンス」は本科研メンバーを中心に企画され、北米、ヨニロッパからの海外研究者11名、日本側研究者9名がコンファレンス・スピーカー等として参加し、参加者のべ300名以上を集めた。 双方の国際シンポジウムにて、ヨーロッパ、北米圏における日本研究、日本文化研究の実際的な相互互換を実行して、なお今後の同一テーマにおける発展を期すことを確認しあった。また、このような国際的な理論構築にむけたワーキングテーブルを今後精力的に推進していくことについても合意した。特にアジア圏での研究状況のフィードバックをはかっていくことを次年度は予定している。
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Research Products
(15 results)