2006 Fiscal Year Annual Research Report
19世紀イギリスにおける男性性の構築と脱構築のポリティクス
Project/Area Number |
18320049
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
玉井 アキラ 大阪大学, 文学研究科, 教授 (00079097)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮崎 かすみ 横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (10255200)
森岡 伸 札幌医科大学, 医学部, 教授 (10157878)
岩永 弘人 東京農業大学, 地球環境科学部, 助教授 (20193758)
角田 信恵 岐阜聖徳学園大学, 外国語学部, 教授 (60227791)
野末 紀之 大阪市立大学, 文学研究科, 助教授 (70198597)
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Keywords | 男性性 / 女性性 / 同性愛 / ワイルド / ペイター / ラスキン / シモンズ / ダーウィニズム |
Research Abstract |
本年度は、3年間にわたる研究期間の初年度に当たるゆえ、研究計画全体を視野に入れたうえで、以下のような研究活動を行った。 1.本研究の主要な研究対象である19世紀イギリス世紀末の作家たち(オスカー・ワイルド、ウォルター・ペイター、ジョン・ラスキン、A.C.スウィンバーン、ラフカディオ・ハーンら)に関する一次資料の収集に努めた。そのために、日本国内の主要大学や主要研究機関に出張したのみならず、イギリス、アイルランドなどの海外の主要大学・研究機関にも海外出張をして資料収集に努めた。 2.本研究課題を実行するための必須の基本的研究書や先行研究文献、および本テーマに関する最新の研究書や文献の収集を、日本国内および海外にわたる広範な学術界に目を配って、積極的に収集した。 3.日本国内の各地(名古屋、札幌、大阪)において研究会を都合4回開催して、本研究グループのメンバーの研究成果を持ち寄り、研究の有機的・総合的統合に向けての研究活動に着手した。研究会では、各メンバーによる単独の研究報告のみならず、本研究課題に関わる重要な研究書の紹介・書評・輪読等の活動も取り入れて、本研究推進のための共通の土俵づくりをも心がけた。 4.イギリスを中心に海外出張を効果的に行うことを通して、国際的シンポジウムの開催のための準備活動を行った。
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Research Products
(2 results)