2006 Fiscal Year Annual Research Report
地球規模における「イスラーム」表象の宗教史的・文化史的総合研究
Project/Area Number |
18320055
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
青山 亨 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (90274810)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八木 久美子 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (90251561)
佐々木 あや乃 東京外国語大学, 外国語学部, 准教授 (60272613)
黒田 景子 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (20253916)
多和田 裕司 大阪市立大学, 文学研究科, 准教授 (00253625)
川島 緑 上智大学, 外国語学部, 教授 (50264700)
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Keywords | イスラーム / 文化表象 / インドネシア / マレーシア / タイ / ブルネイ / ペルシア |
Research Abstract |
本年度はイスラーム表象とは何かという課題について問題意識を共有するために、2006年6月17日、8月27日〜28日、2007年3月5日に3回の研究会を開催し、総合討論と個別研究発表をおこなった。第1回では「イスラーム表象とは何か?」と題してほぼ全員が出席し総合討論をおこなった。第2回では、第1部「イスラームと非イスラームのインターフェース」で亀山、吉本、第2部「西・南アジアのイスラーム表象」で、八木、水野、第3部「東南アジアのイスラーム表象」で青山、川島がそれぞれ研究発表をおこなった。第3回では、佐々木がペルシア語文学作品にみるスーフィー像の変遷について研究発表、青山がブルネイ・マレーシア調査の報告をおこない、年度の総括をおこなった。 個別研究をすすめるために、メンバーは計5回の海外出張をおこなった。佐々木は2006年8月10日〜9月11日、イランに出張し、テヘラン大学、シーラーズ大学、国立図書館で情報交換及び資料収集、さらに、イスファハン大学で研究発表と研究者との交流をおこなった。黒田は8月22日〜9月7日、マレーシアおよびタイに出張し、マレーシア国立文書館、クダー州の複数村落、ペナン文化遺産トラスト、チュラロンコン大学で調査と資料収集活動に従事した。川島は11月18日〜27日、フィリピンに出張し、フィリピン大学、アヤラ博物館、国立センサス統計局、マニラ周辺ムスリム・コミュニティで研究発表と調査・資料収集をおこなった。青山、荒、八木は、2007年1月4日〜9日、マレーシアおよびブルネイに出張し、国際イスラーム思想文明研究所、国立ブルネイ博物館、国立ブルネイ公文書館、国立ブルネイ大学、ブルネイ政府言語研究所で情報交換と資料収集をおこなった。引き続き青山は2月22日〜3月2日、インドネシアに出張し、アチェ州立博物館、タノアベ・イスラーム寄宿塾で意見交換と資料収集をおこなった。
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Research Products
(7 results)