2007 Fiscal Year Annual Research Report
日本海沿岸社会の地域特性と言語に関する類型論的研究
Project/Area Number |
18320065
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
中井 精一 University of Toyama, 人文学部, 准教授 (90303198)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
真田 信冶 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (00099912)
大西 拓一郎 独立行政法人国立国語研究所, 研究部門, 主任研究員 (30213797)
ロング ダニエル 首都大学東京, オープンユニバーシィティ, 准教授 (00247884)
内山 純蔵 総合地球環境学研究所, 研究部, 准教授 (40303200)
松丸 真大 滋賀大学, 教育学部, 講師 (30379218)
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Keywords | 日本海沿岸社会 / 地域特性 / 学際的調査研究 / 環境認識語彙 / データベースの構築 / GIS / 語彙の可視化 |
Research Abstract |
本研究プロジェクトは、日本海沿岸社会で認められる言語現象を、考古学や文化人類学、社会言語学等の関連分野との協業によって明らかし、日本海沿岸社会の言語特性を類型論的に把握することを目的としている。 平成19年度は、日本海沿岸地域の北陸、山陰および韓国東南部、沖縄エリアを中心にフィールドワークを実施し、データの収集に努めた。 ・北陸:中井精一、内山純蔵、大西拓一郎、松丸真大、高岡弘幸(高知女子大学)、 ・山陰:中井精一、鳥谷善史、岸江信介(徳島大学) ・韓国:東南部エリア:中井精一、李舜炯(研究協力者・韓国慶北大学校)、市島佑起子(研究協力者・韓国釜慶大学校)、亀山大輔(研究協力者・韓国新羅大学校) ・沖縄エリア:中井精一、Daniel Long 平成20年2月には、プロジェクトメンバーが富山大学に集合し、合宿形式の研究会議を実施して、収集したデータをもとに地理情報システムによる分析ならびに言語と言語外要因との関係について、検討をおこなった。また、構築したデータベースをもとに、中井精一『富山湾沿岸グロットグラム調査報告書(平成19年度科研費報告書)』富山大学人文学部(139頁)2008年を刊行した。 なお、延期をよぎなくされていた韓国東南部エリアにおけるデータ収集は、李舜炯(韓国慶北大学校)、市島佑起子(韓国釜慶大学校)、亀山大輔(韓国新羅大学校)の協力によって進展し、中井精一・永森理一郎・伊東奈穂編『日本海沿岸の自然環境とことば(平成19年度科研費報告書)』富山大学人文学部(161頁)2009年として報告し、言語学・社会言語学をはじめ、考古学や文化人類学、地理学や民俗学の研究者が成果を報告し、研究課題についての研究を進展させた。
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Research Products
(7 results)