2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18320066
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
沢木 幹栄 信州大学, 人文学部, 教授 (20110116)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福嶋 秩子 県立新潟女子短期大学, 教授 (80189935)
中島 由美 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (20155732)
菊池 聡 信州大学, 人文学部, 淮教授 (30262679)
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Keywords | 言語学 / 方言辞典 / マルチメディア / 音声データベース / 奄美方言 / 語彙 / 意味 / 不変化詞 |
Research Abstract |
15年度〜17年度に交付された科学研究費補助金基盤研究(B)(2)(研究課題名「徳之島方言辞典作成のための研究」)の成果を整理しつつ、その成果を拡充することを検討し、今後3年間の研究の見通しを立てた。特に、この研究で収集した音声資料をデジタル情報化し、今後に役立てることとした。 延べで3回の現地調査を行い、さらにインフォーマントである岡村隆博氏と緊密な連絡をとりつつ、語彙項目を新たに拾い出し、語彙体系記述の精細化を図った。名詞以外の不変化詞や用言の用例をできるだけ多く収集し、活用や用法についての理解を深めた。 音声や映像資料もできるかぎり収集記録した。 研究チームの会議を新潟市等で計4回行い、研究の進め方についての認識を共有し、お互いの知識を交換し合った。 9月にポルトガルで行われた国際方言学者会議(International Society of Dialectology and Geolinguistics (SIDG)5th International Congress 20◎6)において、これまでの成果を"Making Multimedia Dialect Dictionary as a Database with Indexes and Cross-references"と題して発表し、国外の研究者から有用な情報を獲得した。
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