2007 Fiscal Year Annual Research Report
中英語後期から近代英語にかけての言語的性質の変容に関する研究
Project/Area Number |
18320076
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
家入 葉子 Kyoto University, 文学研究科, 准教授 (20264830)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大門 正幸 中部大学, 人文学部, 教授 (70213642)
谷 明信 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (90236670)
尾崎 久男 大阪大学, 言語文化研究科, 准教授 (60268381)
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Keywords | 語順 / 中英語 / 初期近代英語 / 不定詞 / 歴史的文体論 |
Research Abstract |
平成19年度は、昨年度に引き続き、研究代表者および研究分担者がそれぞれの得意分野において、語順、否定、語形成などの個別の研究を進めた。またインスブルック大学からInnsbruck Corpus of Middle English Proseの作成者であるManfred Markus氏を招き、同コーパスの利用についての研究の打ち合わせを行った。2007年9月に名古屋大学で開催されたSHELL 2007には、Manfred Markusとともに、研究代表者の家入、分担者の大門、谷が参加し、大門、谷は、本研究の研究成果を発表した。大門は古英語の語順の問題を扱うとともに、中英語・近代英語との関連を論じ、谷は中英語期の最後の時期に属する『パストン家書簡集』における語形成についての論考を明らかにした。また11月には、同じく名古屋大学で開催された日本英語学会において、研究者の家入と分担者の大門が発表を行い、英語史研究におけるコーパスの位置づけを議論した。19年度の成果発表の多くは、まだ出版されていないが、20年度以降に論文として公刊予定である。
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Research Products
(6 results)