2006 Fiscal Year Annual Research Report
災害時の外国人のための「やさしい日本語」と社会的ニーズへの言語学的手法の適用
Project/Area Number |
18320078
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
佐藤 和之 Hirosaki University, 人文学部, 教授 (40133912)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉戸 清樹 国立国語研究所, 所長 (10099913)
馬場 康維 統計数理研究所, 教授 (90000215)
米田 正人 国立国語研究所, 上席研究員 (20000432)
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Keywords | やさしい日本語 / 外国人 / 災害情報 / 地震 / 防災 / 情報弱者 / 日本語能力 / 日本語教育 |
Research Abstract |
本年度当初の研究計画に対して、次のような結果を得ることができた。 (1)「やさしい日本語」による情報の伝達を可能とするため、民学官とNPOからの研究協力者を組織化するという目標に対して、NHK放送文化研究所や民間のGIS研究所、コミュニティFM、NPOなどからの研究協力者を得ることができた。 (2)日本在住外国人の日本語能力を測定する簡易版日本語能力検定試験を作成する目標に対して、30分ほどで検定できる試験問題を完成させた。 (3)留学生だけでなく工場労働者として働く社会人外国人の日本語能力を検定する目標に対して、群馬県の協力を得て調査を行うことができた。 (4)集住化している日系ブラジル人への「やさしい日本語」の有効性を知る調査を行う目的に対して、群馬県の協力によって調査を行うことができた。 (5)「やさしい日本語」の有効性と安全性を理解してもらうための、科学的根拠に基づいたパンフレットを作るという目標に対して、パンフレットを完成させることができた。 (6)GISを用いた「やさしい日本語」による外国人の安全・安心マップの作成という目標に対して、GISソフトの作成と入力データの収集までを達成することができた。 (7)災害時必須語および難解語の抽出作業という目標に対して、テキストデータベースを完成させることができた。 (8)「やさしい日本語」化のための変換支援システムの開発という目標に対して、日本語教育関係者や言語情報処理研究者、NPO職員による組織化を立ち上げることができた。
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Research Products
(1 results)