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2006 Fiscal Year Annual Research Report

社会的・文化的要素を意識した多元・多層日本語学習支援システムの研究

Research Project

Project/Area Number 18320079
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

才田 いずみ  東北大学, 文学研究科, 教授 (20186919)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 井口 寧  北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学センター, 助教授 (90293406)
加藤 由香里  東京農工大学, 大学教育センター, 助教授 (90376848)
高橋 亜紀子  宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (10333767)
小河原 義朗  北海道大学, 留学生センター, 助教授 (70302065)
名嶋 義直  東北大学, 大学院文学研究科, 助教授 (60359552)
Keywords日本語教育 / 遠隔日本語学習 / 教育工学 / 教材 / 語用論的知識 / 社会文化的情報 / 自律学習 / テレビ会議
Research Abstract

本研究の目的の1つは,「ウェブ上に構築する学習支援システムによって,日本語を母語としない学習者に,自力では入手しにくいけれども日本語使用には不可欠な,語用論的知識および社会文化的情報を踏まえた日本語学習教材を提供すること」である。これについては,まず,映画などを利用しながら,語用論的な側面を意識した学習項目についての収集を行った。また,学習者の立場からは具体的にどのような情報が必要なのかを洗い出すために,調査を計画した。学習者自身に上記のニーズが意識できていない可能性もあるので,調査票は職場環境でのコミュニケーションの実態をめぐって作成した。この調査票案をもとに,タイで日本語を使って仕事をしている2名のタイ人にインタビューを実施し,その結果を踏まえて調査票の改訂を行った。
もう1つの目的である,「文字・音声・画像・映像等の多様な媒体を用い,自律学習や協同学習を求める学習者にも,学習を再開しようとする元学習者にも対応できる多様なレベルの教材を提供すること」については,本研究開始前からの準備状況を活かし,IT技術者を対象に,「顧客の注文を確認する」言語行動を扱うコースウェアを作成した。ここでは,ウェブ上のビデオ映像などを教材に,テレビ会議での相互交渉を実践的練習の場として利用しながら学習を進めるデザインを採用したが,特にテレビ会議について,教師が介入しない自律学習あるいは遠隔学習で用いた場合,円滑に活用できるかを見るため,香港とシンガポールおよび日本国内在住の学習者を結んで,予備的研究を行った。その結果,学習者はテレビ会議の利用自体には興味を持ち,お互いの国や地域の情報を交換するなどの世間話は比較的抵抗なく行うが,現行デザインでは,コースウェア内に設定されたロールプレイタスクなどの自発的な実施には至らない可能性が高いことが示唆された。19年度への課題である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Evaluation on Interactive e-Learning Japanese Courseware for System Engineers2006

    • Author(s)
      Inoguchi, Yasushi
    • Journal Title

      CLaSIC 2006 : Processes and Process-Orientation in Foreign Language Teaching and Learning.

      Pages: 360-368

  • [Journal Article] e-Learning読解コンテンツの構成手法の調査-評価アンケートとインタビューの分析から-2006

    • Author(s)
      加藤 由香里
    • Journal Title

      2006年度日本語教育学会秋季大会予稿集

      Pages: 75-80

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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