2006 Fiscal Year Annual Research Report
日本語学習者のための多言語版辞書ツールの開発とその評価
Project/Area Number |
18320083
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Research Institution | Tokyo International University |
Principal Investigator |
川村 よし子 東京国際大学, 言語コミュニケーション学部, 教授 (40214704)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 ジョイス 東京国際大学, 経済学部, 准教授 (90275800)
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Keywords | 教材。教具論 / 第二言語教育 / 異文化コミュニケーション / 対照言語研究 / 母語教育 |
Research Abstract |
本研究の目的は、世界各国の日本語教育者・研究者との共同作業によって、日本語学習者が必要としている各言語版の日本語辞書を作りあげる編集システムの構築にある。平成18年度においては、日日辞書編集システムを利用した基本語(1万語)の編集および各言語版日本語辞書編集システムの完成を目指した。詳細は次のとおりである。 1.基本語の選定 基本語としては、日本語能力試験の級別語彙リスト約8000語に加えて、読解学習に不可欠な基本語彙2000語の選定作業を行った。そのための基礎データとして、各単語の使用頻度と親密度・造語能力等に配慮した語彙リストを作成した。 2.基本語日日辞書の編集 編集作業はインターネットを介して日日辞書編集システムを用いて継続的に行っている。システムは、読み、アクセント、品詞、意味のほかに、ローマ字表記、文体、専門分野、語源、複合語、用法、例文等、日本語学習者にとって不可欠な情報を多元的に管理している。 3.各言語版日本語辞書編集システムβ版の運用実験 各言語版の日本語辞書編集システムβ版を利用した各言語版の運用実験を行った。実験の結果明らかになった問題点に関して、システムの改良および辞書情報の修正を行った。 4.多言語版日本語辞書編集システムの完成 多言語版日本語辞書編集システム完成後、ヨーロッパ日本語教育シンポジウム等において、ワークショップを行うとともに、海外共同研究者を含めて、運用実験の結果報告会を行った。
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Research Products
(6 results)