2007 Fiscal Year Annual Research Report
ALT(英語指導助手)のためのオンライン事前研修システムの構築・実践研究
Project/Area Number |
18320086
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
西堀 ゆり Hokkaido University, 情報基盤センター, 教授 (70109403)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 裕一 北海道大学, 情報基盤センター, 助教 (10240128)
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Keywords | ALT(外国語指導助手) / 英語教育 / 遠隔会議システム / 協調学習 / 情報ネットワーク / 教師教育 / フォーラム / システム構築 |
Research Abstract |
本研究は、ALT(Assistant Language Teacher:英語指導助手)と日本人英語教師との間で、情報メディアとネットワークを用いて事前研修を行うeラーニング・システムの開発と実践を目標としている。平成19年度は、実験段階の研修内容を本格的にシステムに組み込む作業を行い、その結果を分析し、システムとしての有効性を検討した。構築したシステムを基に、現職の日本人教師やALT経験者からのアドバイス(オンライン・アンケート回答)をシステム化し、グローバル環境で行う研修システム(http://musee.iic.hokudai.ac.jp/~haru/altsite/)を開発した。 特に、協調場を用いての双方向のコミュニケーション型開発に重点を置き、ディスカッション・フォーラムForest Forum(http://musee.iic.hokudai.ac.jp/~haru/altforum/)を構築した。今年度は7月〜9月の3か月間にわたり、海外(イギリス、フィリピン等)のALT希望者に実験的に事前研修を行い、フォーラムの稼働を行った。アンケート調査機能をWeb上に置き、使用の度に回答を行ってもらい、データを集積した。システムの形成評価も含め、量的・質的な分析を行った。加えて、遠隔ビデオ会議システムを組み込む為に、スリム・カメラによる遠隔対面環境の最適化を行った。 以上のシステム構築と実践の両面にわたっての取りまとめを行い、その成果を、学会誌等(6件)あるいは国内外の学会において口頭発表(7件)を行った。Eラーニングにおいては、グローバルな規模での研修は今後もその重要性が増す領域であるので、本研究によるシステム開発及びデータ集積の意義は大きい。特に、ALT(Assistant Language Teacher:英語指導助手)支援に関しては、この種のグローバル・サイトが皆無であった為、創成研究としての意義と価値が極めて高いと思われる。
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Research Products
(14 results)