2006 Fiscal Year Annual Research Report
複数文化接触領域としての中央アジアにおける宗教史の再構築
Project/Area Number |
18320098
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
稲葉 穣 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (60201935)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 雅一 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (00188335)
高田 時雄 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60150249)
藤井 正人 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (50183926)
奥山 直司 高野山大学, 文学部, 教授 (50177193)
船山 徹 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (70209154)
|
Keywords | 宗教 / 比較文化 / 中央アジア / 南アジア / 東アジア |
Research Abstract |
本年度は以下の研究及び事業を推進した。 1.複数文化接触領域研究の手法を検討するため、共同研究班「複数文化接触領域の人文学」を組織し、月二回、関連する研究者の参加を求めて研究発表と討論を行った。主な研究発表題目と発表者は、奥山直司「河口慧海の『チベット旅行記』--その背景、成立、影響--」、船山徹「真諦三蔵の講義録にみるインドと中国の文化交渉」、田辺明生「トランスカルチュレーションとナショナリズム-M.E.ガーンディーにおける食、性、健康と自己統治(スワラージ)」、稲葉穣「南インド・スリランカへのイスラーム初伝について」 2.研究代表者、分担者による海外資料調査、海外フィールドワークを以下の地域において行った。 稲葉穣:イギリス大英図書館におけるイギリス軍のアフガニスタン調査記録の調査 田中雅一:インド・スリランカにおける村落社会に関するフィールドワーク 高田時雄:ロシア、サンクト・ペテルブルグ東洋学研究所における敦煌文書調査 船山徹:中国四川省における中国仏教調査と研究発表 3.人文科学研究所所蔵中央アジア考古学資料の整理と電子化についてはバーミヤーン遺跡に関する約2400点の資料の電子化とウェブ・データベース用加工作業を開始した。
|
Research Products
(7 results)