2007 Fiscal Year Annual Research Report
複数文化接触領域としての中央アジアにおける宗教史の再構築
Project/Area Number |
18320098
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
稲葉 穣 Kyoto University, 人文科学研究所, 准教授 (60201935)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 雅一 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (00188335)
高田 時雄 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60150249)
藤井 正人 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (50183926)
船山 徹 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (70209154)
真下 裕之 神戸大学, 文学部, 准教授 (70303899)
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Keywords | 宗教 / 比較文化 / 中央アジア / 南アジア / 東アジア |
Research Abstract |
本年度は以下の研究及び事業を推進した。 1.複数文化接触領域研究の手法を検討するため、共同研究班「複数文化接触領域の人文学」を組織し、月二回、関連する研究者の参加を求めて研究発表と討論を行った。主な研究発表題目と発表者は、藤井正人「ヴェーダの「発見」-代と現代との接触-」、岩谷彩子「接触領域におけるミメーシス-南インドの商業移動民ヴァギリの信仰変容をめぐって」、二宮文子「インド・イスラームと「複数文化接触」:スーフィズムを通して」、磯前頂一「日本考古学の文化領域論-土偶の型式論をめぐって」、BERTELLI Giulio Antonio「イタリアの「蚕種商人」の目に映る日本-異文化との接触を中心に(1860-1880)」 2.研究代表者、分担者による海外共同研究、海外資料調査、海外フィールドワークを以下の地域において行った。 稲葉穣:イタリア、ローマ大学およびナポリ大学における資料調査、招待講演 田中雅一:インド・スリランカにおける村落社会に関するフィールドワーク 3.人文科学研究所所蔵中央アジア考古学資料の整理と電子化についてはバーミヤーン遺跡資料の電子化とウェブ・データベース用加工作業を継続した。電子化についてはほぼこれを完了し、データベース作成を行った。 4.平成20年9月末から10月初旬にかけて、前年度からの繰り越し事業としてナポリ東洋大学名誉教授・イタリア国立アフリカ・東洋学研究所(IsIAO)研究員ジョヴァンニ・ヴェラルディ氏を招聘し、南アジア、中央アジア仏教考古学および文化交流史についての共同研究を行った。
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Research Products
(5 results)