2007 Fiscal Year Annual Research Report
中世ヨーロッパにおける権力構造とアデンティティー複合
Project/Area Number |
18320124
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
渡辺 節夫 Aoyama Gakuin University, 文学部, 教授 (70036060)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北野 かほる 駒澤大学, 法学部, 教授 (90153105)
西川 洋一 東京大学, 法学政治学研究科, 教授 (00114596)
河原 温 首都大学東京, 都市教養学部, 教授 (70186120)
甚野 尚志 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (90162825)
土浪 博 関東学院大学, 法学部, 准教授 (20277924)
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Keywords | 西洋中世史 / 権力構造 / アイデンティティ |
Research Abstract |
本プロジェクトの、"中世における権力構造のヨーロッパ的特質を明らかする"という課題の具体的な追求は、その推進母体である「ヨーロッパ中世史研究会」の活動と相侯って、2007年度も順調に遂行された。 初年度(2006年度)当初に「統合と調整」という共通課題を設定し、分担者毎の具体的なテーマを決め、それらのテーマを(1)紛争解決のメカニズム、(2)議会における合意形成のメカニズム、(3)王権の地域統治と統合のメカニズム、の三つに統括して、順次、共同で取り組むことした。 2007年度は昨年度に引き続き、(1)のテーマに力点をおくこととし、年度当初以降、隔月の割合で例会を開き、研究会以外からも報告者、参加者を得て、問題点の明確化と共有、新たな視点の導入と深化を図ることができた。特に2007年度には(1)の課題を更に深めるべく、a)外国人研究者の招聘による公開の講演会の開催、b)全国的なシンポジウムを開催した。即ち、a)について国際的に高い評価を得ているC1.ゴヴァール教授(パリ第一大学)を招き4月初旬に東京と京都で講演会を開き、b)については11月下旬に「西洋史研究会」と共催で、(1)の課題でシンポジウムを東京で開いた。いずれも盛会で、内容的にも所期の目標を達成することができた。2007年12月以降は定例の研究会をベースに、2009年、2010年に予定されているシンポジウムと論集の刊行に向けて(2)、(3)のテーマに取り組んでところである。なお、2007年度も科研予算を有効に活用し、活発に文献・史料の収集が行われた。海外での史料収集においても所期の成果を挙げることができた。
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Research Products
(15 results)