2008 Fiscal Year Annual Research Report
中世ヨーロッパにおける権力構造とアインデンティティー複合
Project/Area Number |
18320124
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
渡辺 節夫 Aoyama Gakuin University, 文学部, 教授 (70036060)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北野 かほる 駒澤大学, 法学部, 教授 (90153105)
西川 洋一 東京大学, 法学研究科, 教授 (00114596)
河原 温 首都大学東京, 都市教養学部, 教授 (70186120)
甚野 尚志 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90162825)
土浪 博 関東学院大学, 法学部, 准教授 (20277924)
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Keywords | 西洋中世史 / 権力構造 / アインデンティティ |
Research Abstract |
本プロジェクトは平成20年度が最終年度にあたる。その意味でも本年度は3年間の研究の集約という観点で研究活動が推進された。 具体的には、初年度の初頭に策定された(1)紛争解決のメカニズム、(2)議会における合意形成のメカニズム、(3)王権にによる地域統治のメカニズム、という三つの課題のうち、本年度は(2)と(3)に力点が置かれた.全体としては例年通り、メンバー以外の研究者も報告者に加え、合計4回の研究集会を開催することができ、各回とも、多くの参加者を得て活発な質疑・応答がなされ、問題点をより明確にすることができた。この成果はプロジェクトのメンバーを中心とする全国レヴェルの学会でのシンポジウムに反映させることになっている。具体的には、(2)のテーについては、2009年4月に『法制史学会』において「西欧中世-近世における政策決定をめぐる合意形成」という論題の下でシンポジウムが開催されることになっており、(3)のテーマについては2010年5月のシンポジウム開催を計画である。 また、年度末には3年間の研究成果を総括した報告書を刊行し、全国の研究者に配布し意見交換の素材としている。さらに、2009年3月には合宿を行い、メンバー間での成果と課題に関する率直な意見交換の場を設けることができた。そこでは同時にこのプロジェクトの成果を論文集の形で公表することが決められた。各自が自己のテーマに従って2009年11月までに論文を執筆し、科研費での出版助成を申請することとなった。 なお、今年度は個人レヴェルでの成果の公表も活発に行われ、多くの研究論文・研究書が多様な形で公刊されたことを付記しておきたい。
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Research Products
(12 results)