2007 Fiscal Year Annual Research Report
鏡范の調査による東アジアの銅鏡製作技術と流通に関する研究
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18320133
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Research Institution | Kashihara Archaeological Institute , Nara prefecture |
Principal Investigator |
清水 康二 Kashihara Archaeological Institute , Nara prefecture, 調査第2課, 主任研究員 (90250381)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三船 温尚 富山大学, 芸術文化学部, 教授 (20181969)
菅谷 文則 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (10275175)
川村 佳男 東京国立博物館, 文化財部列品課, 研究員 (80419887)
中井 一夫 奈良県立橿原考古学研究所, 調査第1課, 課長 (40250360)
宮原 晋一 奈良県立橿原考古学研究所, 調査研究部, 主任研究員 (90250373)
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Keywords | 斉国故城 / 草葉文鏡 / 山字文鏡 / 鏡笵 / 笵 / 鋳型 / 多鈕鏡 / 八稜鏡 |
Research Abstract |
(1)斉国故城(草葉文鏡笵等)班今年度は以前からの中国側との共同研究報告書を日本で出版するため、原稿の執筆と翻訳作業を行った。2008年度中に八木書店より出版される予定である。 (2)燕下都(山字文鏡笵)班中国国家博物館所蔵資料が改装中のため、調査が不可能となっている。残る資料はハーバード大学博物館に所蔵されているもののみである。 (3)多鈕鏡班近世、近代以降の銅鏡製作技術との比較研究のため、済州特別自治道の巫か所有する銅鏡と青銅器の調査を行った。韓国の鍮器工房を調査して、古代青銅鏡との製作技術の比較を行った。 (4)日本列島班番匠地遺跡出土の八稜鏡鋳型等を調査(いわき市考古資料館所蔵)。飛鳥池工房遺跡出土の海獣葡萄鏡笵の調査(奈良文化財研究所保管)。 (5)鏡笵の科学分析鏡笵等の黒色化について、東大総合博物館において分析を行った。 (6)鋳造実験草葉文鏡笵について、観察結果と分析結果をもとに、中国人研究協力者も交えて鏡笵製作を行い、鋳造実験を行った。 (7)シンポジウムの開催多鈕鏡班を中心に、大韓民国国立文化財研究所において、「韓半島の青銅器製作技術と東アジアの古鏡」と題するシンポジウムを行った。
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Research Products
(5 results)