2008 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル化時代における公共空間と場所アイデンティティの再編成に関する研究
Project/Area Number |
18320136
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
高木 彰彦 Kyushu University, 人文科学研究院, 教授 (90197054)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠城 明雄 九州大学, 人文科学研究院, 教授 (00243866)
荒山 正彦 関西学院大学, 文学部, 教授 (70263184)
島津 俊之 和歌山大学, 教育学部, 准教授 (60216075)
中島 弘二 金沢大学, 人間科学系, 准教授 (90217703)
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Keywords | 公共空間 / 場所アイデンティティ / 地理思想史 / 社会理論 / 地政学 |
Research Abstract |
1.本年度も4つの研究班に分けて活動を行った。各班の研究成果を以下に示す。社会・地理思想史研究班は、アメリカおよびイギリスにおける文化地理学の歴史的展開の検討と場所概念の思想史的検討を行い、地理的知識の形成と場所・空間との関係性について新たな知見を得た。先端理論研究班は、政治地理学をめぐる最近の理論的展開の分析を行った。その結果、公共性をめぐる議論として、地域安全に関する問題や日本におけるナショナリズムと民族をめぐる研究動向について新たな知見を得た。場所アイデンティティ研究班は、ツーリズムおよび地域表象と公共空間との関係に関する考察を進め、国立公園の指定をめぐる地域表彰と公共空間の関係について新たな知見を得た。公共空間研究班は、都市空間における社会的排除の実態分析を行った。その成果の一部は第5回東アジア批判地理学者会議等で報告され、ホームレスをめぐる社会的排除の問題について、問題の可視化に貢献する成果を得た。 2.9月に全体の研究集会を開催した。この集会において、それぞれの研究班の成果と3年間の研究のまとめについて意見交換した。 3.12月に韓国で開かれた第5回東アジア批判地理学者会議にて8名が発表した。また、これ以外にも、国内外の学会において多数の発表を行った。 4.研究成果として、2008年12月に『空間・社会・地理思想』No.3を刊行した。また、英文報告書として、Reorganization of Public Spaces and Identity of Place in the Time of Globalization (Japanese Contributions to the History of Geographicla Thought(9))を刊行した。
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Research Products
(38 results)
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[Journal Article] Japan2008
Author(s)
山崎 孝史
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Journal Title
G. H. Herb and D. H. Kaplan eds. Nations and Natio nalism : A Global Overview Vol. 4
Pages: 1748-1758
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