2008 Fiscal Year Final Research Report
Seeking Desirable Way of Legal Communication in Japanese Society
Project/Area Number |
18330003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Fundamental law
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
OHE Taiichiro Shizuoka University, 法務研究科, 教授 (00097221)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
FUJIMOTO Akira 静岡大学, 法務研究科, 教授 (80300474)
SHIRAI Koichi 静岡大学, 法務研究科, 教授 (80402238)
AHAREN Masakazu 静岡大学, 法務研究科, 教授 (00175895)
TANABE Hajime 静岡大学, 人文社会科学研究科, 教授 (60302361)
TANABE Takeshi 静岡大学, 人文学部, 准教授 (60329878)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Keywords | 基礎法学 / 法文化 / リーガルカウンセリング / コミュニケーション / 法情報 |
Research Abstract |
形態素分析をベースとした会話分析という方法は、カウンセリングや法律相談というある程度定型的な会話体においても有用である。「だめ」「できない」「わからない」といった否定的表現に着目すると、カウンセラーは相談者より少なく、弁護士は相談者より多い。受任した後はクライアントとの「信頼関係」をどう維持・強化するかも円滑なコミュニケーションのために重要であることが弁護士の報告から明らかになった。弁護士が受任する事件にははっきりとした傾向がみてとれる。もめごとは広範に存在している。それが必ずしも法的紛争の「種」であるとはいいきれないものの少なくないもめごとが「放置」されていることが明らかになった。
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[Remarks] 外部講師による研究会・講演会報告※以下の報告内容は口頭発表ベースで、ワーキングペーパー・資料集として報告書にまとめている。
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[Remarks] 【離島における法律相談活動】米田憲市「離島におけるリーガル・クリニック」(2007/12/21)
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[Remarks] 【裁判員制度における裁判官と裁判員のコミュニケーション-模擬評議の分析-】堀田秀吾「ことばから見た裁判官と裁判員の不均衡」(2008/01/17)
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[Remarks] 藤田政博「コミュニケーションのネットワークからみた市民参加のありかた」(2008/01/17)
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[Remarks] 【裁判員制度を中心とする法教育におけるコミュニケーション】渡邊弘「紛争解決プロセスにおけるコミュニケーション」(2008/02/14)
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[Remarks] 【裁判とADRにおけるコミュニケーションについて】山田文「合意とコミュニケイション」(2008/02/19)
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[Remarks] 【企業はなぜ法を破るのか~コンプライアンスと企業組織】沖崎聰「リーガルコミュニケーションとコンプライアンス」(2008/02/22)
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[Remarks] 丸山満彦「企業組織での遵法精神を徹底させる難しさ」(2008/02/22)
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[Remarks] 【裁判過程におけるコミュニケーションの意義】菅原郁夫「裁判過程におけるコミュニケーションの意義」(2008/02/28)
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[Remarks] 【法律相談におけるコミュニケーション】樫村志郎「法律相談におけるコミュニケーションのあり方」(2008/03/13)
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[Remarks] 【よりよきリーガル・コミュニケーションを求めて】藤本亮「法サービスニーズとリーガル・コミュニケーション-県内リーガルニーズ調査報告-」(2009/02/23)
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[Remarks] 田辺肇「法律相談と心理カウンセリングの会話分析の試み」(2009/02/23)
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[Remarks] 中村順英「弁護士からみたリーガル・コミュニケーション」(2009/02/23)
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[Remarks] 上藤美紀代「ヴォイス・セラピーからみた専門知識提供」(2009/02/23)