2008 Fiscal Year Final Research Report
Analysis of Political Transformation in Advanced Societies by Constructivist Political Theory : Through Comparison among Results of General Elections in Great Britain, Japan, and Germany
Project/Area Number |
18330024
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Politics
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
ONO Koji Nagoya University, 大学院・法学研究科, 教授 (70126845)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
TAMURA Tetsuki 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 准教授 (30313985)
SUZUKI Kazuto 北海道大学, 大学院・公共政策学連携研究部, 准教授 (60334025)
MORI Tadashi 愛知学院大学, 総合政策学部, 准教授 (90308776)
KONDO Yasushi 筑波大学, 人文社会科学研究科, 准教授 (00323238)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Keywords | 比較政治 / 構成主義 / 政治理論 / 選挙分析 / 政治変容 / 日本政治 / ドイツ政治 / イギリス政治 |
Research Abstract |
「構成主義的政治理論」に基づく具体的政治分析を進めるために、本研究ではまず国内研究会を重ね、その上で、2007年度日本政治学会研究大会において「構成主義的政治理論の可能性」分科会を組織した。これらの議論を踏まえ、2008年5月末には、この分野における先進的研究者を世界各国から招待して国際シンポジウムを開催した。これらの議論の成果は、研究代表者と研究分担者による個別論文の執筆に加え、小野が編集責任者となった『日本政治学会年報2006年度第2号』(2007年3月刊行)と、『比較政治叢書構成主義的政治理論の研究』(2009年10月刊行予定)という2冊の論文集となって結実した。 この結果、構成主義的政治理論に基づく具体的政治現象分析は一定程度進展した。2005年9月に行われたドイツ連邦議会選挙の結果分析や、小泉政権分析などがその成果と言える。ただし理論の全体構造の点からすると、まだ理論的に探究するべき問題は残っており、それらの残された課題は、上記国際会議の中でも確認されている。
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