2008 Fiscal Year Annual Research Report
ミクロ経済分析道具の開発と教育の私的及び社会的効果の測定
Project/Area Number |
18330040
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
市村 英彦 The University of Tokyo, 大学院・経済学研究科, 教授 (50401196)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澤田 康幸 東京大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (40322078)
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Keywords | 計量経済 / ノンパラメトリクス / プログラム評価 / 教育の効果 |
Research Abstract |
Simon Lee教授との共同研究を進めた。昨年度から進めているSemiparametric推定量の一般的漸近分布の導出方法に関する 研究を完成させ、論文に投稿した。また、共同研究を進めていく途中での会話から、Box-Coxモデルを特殊ケースとして含むような モデルの推定に関して新たな推定方法の開発を始めた。 Elena Martinez-Sanchis教授との共同研究を進めた。昨年度から進めている2つのデータセットを組み合わせて1利用する推定方法 の研究で必要とされるIdentification Conditionをいくつか具体的な場合について確認することにした。その結果Binary Choice Modelの場合にはそれ自体論文にするべき結果があることが判明したので、ひとまずはCensored Tobitモデルを中心に論文をまとめることとした。論文は次年度はじめに完成予定。 荒井洋一講師と従来のプログラム評価手法を拡張する方向で進めている研究のうち、時系列分析的側面で新しい結果を得たのでその点に特化した論文を用意し、AEAのミーティングで発表した。 Jim Powell教授とHyuntaik Ahn教授と進めている計算が容易なBinary Choice ModelのSemiparametric推定量の開発は終え、そのシミュレーション分析を進めている。 Semiparametric方法の中でよく利用されるトリミング法の漸近的取り扱いを統一的に行う手法の開発を行っている。トリミングがパラメターに依存しない場合の問題は解決。パラメターに依存する場合を考慮中。
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Research Products
(1 results)