2007 Fiscal Year Annual Research Report
地域経済の盛衰とネットワーク構造に関する国際比較研究
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18330080
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
西口 敏宏 Hitotsubashi University, イノベーション研究センター, 教授 (20270928)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻田 素子 龍谷大学, 経済学部, 准教授 (40350920)
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Keywords | ネットワーク / 社会システム / 組織間関係 / 産業集積 / アウトソーシング / 中国民営企業 / オーストリア:チェコ:ハンガリー:ポーランド:中国 |
Research Abstract |
前年度に取り組んだ理論的研究と欧州および中国での探索的調査活動を踏まえ、本年度は、海外に進出した中国の温州人企業家および現地政府等へのインタビュー調査を本格化した。と同時に、これまで取り組んできたネットワーク研究の成果の一部を発表した。 1.温州人の域外ネットワークの実態を継続して追究した。温州人が多数移住している欧州のオーストリア、ハンガリー、チェコ、ポーランド、中東のアラブ首長国連邦などの主要都市を訪問し、温州人がどのような経緯でいかにして当該地域に移住したのか、同郷人ネットワークは移住やそこでのビジネス活動にどのような機能を果たしてきたのか、さらに、そうした温州人移民が当該地域の経済にいかなる影響を及ぼしているか等について、詳細な聞き取り調査を実施した。 2.研究代表者の西口は、自動車のサプライヤーネットワークや中国の温州人ネットワークなど、これまでの研究成果を最新のスモールワールド・ネットワーク理論の枠組みで分析し、『日本経済新聞』や『一橋ビジネスレビュー』等で披露し、高い関心を集めた。 3.温州の服装企業を対象にしたアンケートおよびインタビューによる独自データを分析し、温州の服装産業および企業家を取り巻くネットワークには、スモールワールド化の傾向が顕著に認められることを明らかにした。温州の服装企業の他組織や他地域との関係性(取引企業数、取引の継続期間、取引先の立地場所等)を、定量的かつ定性的データを用いて包括的に分析した点に意義がある。
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Research Products
(6 results)