2007 Fiscal Year Annual Research Report
マーケティング技術と実務知識の日本から東アジア諸国への移転研究
Project/Area Number |
18330093
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
小川 孔輔 Hosei University, 経営学部, 教授 (50105855)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 隆穂 学習院大学, 経済学部, 教授 (40176590)
林 廣茂 同志社大学, ビジネス研究科, 教授 (00346008)
古川 一郎 一橋大学, 商学研究科, 教授 (60209161)
田中 洋 法政大学, 経営学部, 教授 (60286002)
坂本 和子 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 准教授 (50379070)
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Keywords | スパイラル移転モデル / AI移転 / SAL移転 / Product,Program,Process.People / 東アジア / 第一次ホスト国 / 色彩 / デザイン / 日経企業 |
Research Abstract |
「マーケティング技術の東アジアへの移転研究」の二年目にあたる2007年度は,以下の4つのプロジェクトを実施した。 1理論研究:自動車/家電/化粧品分野を対象に,中国人消費者を対象にネット調査を実施した。「スパイラル移転モデル」の概念構築と事例研究は,現在,理論仮説の構築途中である。従来からの「マーケティングの海外移転戦略」の理論は,母国(日本)で海外からのAI移転を通して開発したProduct/Brand,Program,Process&Peopleの移転戦略を,ホスト国(例えば,アメリカや中国)にどのようにSAL移転(標準化,適応化,現地化)するかの解明に終始していた。これを,母国以外の第一次ホスト国(例えば,アメリカ)が,日本発多国籍企業にとって4大移転戦略の根拠地となること,そこから海外移転戦略が開始されるモデルを創造しようとしている(主担当:林)。 2文献調査:「日系アジア進出企業の事例」について基礎データを収集した。昨年度実施した3製品分野に追加して,新たに移転企業のデータ・ベースを構築した(担当:青木)。 3国際シンポジウム(中国・西安交通大学:2007年12月1〜2日):西安文通大学と法政大/同志社大の「国際ビジネス/マーケティング・フォーラム」を実施した。日本側からは,小川/林/上田が参加して発表した。同志社大ビジネススクール院生,西安文通大スタッフ・研究生も発表に参加した。報告書は,「日本・中国アカデミック・シンポジウム講演録(Proceedings of China-Japan Academic Symposium)」として1月末に完成している(主担当:小川)。 4デザイン/色彩研究: アジア各国(タイ/中国/韓国/日本)の色彩・デザインの消費者の好みが各国アパレル企業の事業戦略に与える効果について研究調査を実施した(担当:坂本)。
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Research Products
(12 results)