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2006 Fiscal Year Annual Research Report

若者の中間集団的諸活動における新しい市民的参加の形

Research Project

Project/Area Number 18330101
Research InstitutionTokyo Gakugei University

Principal Investigator

浅野 智彦  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00262220)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川崎 賢一  駒澤大学, 文学部, 教授 (20142193)
羽渕 一代  弘前大学, 人文学部, 助教授 (70333474)
岩田 考  桃山学院大学, 社会学部, 助教授 (60441101)
Keywords社会学 / 性・世代 / 公共性 / 中間集団 / サブカルチャー
Research Abstract

1 若者の趣味的中間集団への参加状況およびそこでの活動状況と、異質な価値観への寛容度を中心とした公共性・市民性の間の相関を検討するための調査票(日本語版)を作成した。この作成作業のために月1回の研究会を開いた。調査票は以下のような質問群から成る。
(1)趣味集団への参加・活動状況に関する質問
(2)友人関係のネットワークに関する質問
(3)公共的諸活動(政治参加・ボランティアなど)への参加状況に関する質問
(4)異質性への寛容度に関する質問
(5)社会関係資本(信頼と互酬性)に関する質問
2 調査票を作成するに当たって、代表的な趣味的集団(鉄道・コミックのファン集団)への参加者にインタビューを行った。また、国際比較を念頭において、韓国での趣味集団参加者に長時間のインタビューを行った。参加状況の大枠を理解すると共に、個々の集団ごとに個別の量的調査を行う可能性を検討した。国際比較の面では、韓国のファン集団が、
(1)日本よりもはるかにネット依存的であること
(2)日本よりもはるかに政治意識が強いこと
が確認された。これはともに韓国の文化政策のあり方に規定されているものであると考えられる。
3 国際比較を行うために南アフリカで行われた国際社会学会の大会に参加し、複数の国の研究者と協力可能性を探るための打ち合わせを行った。またその後香港の中文大学においてンガイ教授のグループと調査協力の可能性および具体的な段取りについて話し合いを行った。香港での調査は学校を通してのものとなるのが通常であるため、本研究で予定している無作為抽出による調査との比較可能性をどのように確保するのかが課題として残った。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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