2006 Fiscal Year Annual Research Report
中高年期の危機的移行に関する追跡的研究-交錯するライフコース-
Project/Area Number |
18330103
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
藤崎 宏子 お茶の水女子大学, 生活科学部, 教授 (70334563)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
袖井 孝子 お茶の水女子大学, 大学院人間文化研究科, 客員教授 (10072993)
平岡 公一 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (10181140)
三輪 建二 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (50212246)
杉野 勇 お茶の水女子大学, 文教育学部, 講師 (80291996)
杉澤 秀博 桜美林大学, 大学院・国際学研究科, 教授 (60201571)
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Keywords | 中高年期 / ライフコース / 危機的移行 / ジェンダー / 世代間関係 / パネル調査 |
Research Abstract |
1.お茶の水女子大学21世紀COEプログラム「誕生から死までの人間発達科学」の取り組みとして、平成15年度に45-64歳の中年期女性とその配偶者を対象に、その生活キャリアと現在のライススタイル、世代間関係に関する調査研究をおこなった。平成18年度には、前回調査の協力者に3年の期間をおいてパネル調査をおこない、中年女性641、その配偶者419の回答を得た。なお、本調査は、企画段階及び転居者の追跡調査についてはCOE経費により、本調査に関しては平成18年度科学研究費補助金によりおこなった。 2.45-64歳から48-67歳へという3年間の時間の経過により、中年男女個人のライフスタイルと世代間関係には大きな変化が見られ、この両要因は密接に関わっていた。世代間関係に注目すると、親世代に対する介護や死の看取りを経験する人が少なからずあり、その経験は中年男女のライフスタイルに大きな影響を与えていた。他方、子ども世代は、進学、就職、結婚、離家、出産など、青年期から成人前期に特有なさまざまなライフイベントを経験するものが多く、そのことが親のライフコースや現在のライフスタイルにさまざまな影響を与えていた。 3.以上のような調査知見にっき、基礎集計をおこない報告書を刊行するとともに、平成19年度に向けて調査計画を検討した。平成19年度は、平成15年度及び18年度の調査協力者の内、約100名に対してインテンシブな事例調査を実施する予定である。質問紙調査の分析に基づき、調査対象者の選択基準や調査項目などにっき検討し、先行研究のレビューをおこないつつ、調査計画を具体化するための作業をおこなった。
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Research Products
(6 results)