2007 Fiscal Year Annual Research Report
地方分権時代における地域福祉活動の効果の測定と方法論の確立に関する学際的研究
Project/Area Number |
18330121
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山井 弥生 (斉藤 弥生) Osaka University, 人聞科学研究科, 准教授 (40263347)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上野谷 加代子 同志社大学, 社会学部, 教授 (40123583)
松端 克文 桃山学院大学, 社会学部, 准教授 (90280247)
加川 広浩 島根大学, 法文学部, 准教授 (40379665)
金田 喜弘 佛教大学, 福祉教育開発センター, 講師 (10411109)
川井 太加子 桃山学院大学, 社会学部, 准教授 (70441102)
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Keywords | 地域福祉活動 / 地方自治 / 政策効果 / 松江市 / 岸和田市 / 北欧 / コミュニティソーシャルワーク / 住民参加 |
Research Abstract |
平成19年度の本研究グループによる研究実績は、以下の通りである。 (1)定期研究会の実施 6月8日(研究の進捗状況と19年度の研究計画の確認)、9月25日(スウェーデン現地調査の総括)、11月13日(岸和田アンケート調査(2回目分)の結果報告と分析)の計3回の研究会を大阪大学等で実施した。 (2)日本地域福祉学会第21回大会での研究発表 6月9〜10日に開催された日本地域福祉学会第21回大会(山口県立大学)で、研究分担者の加川が「地域福祉研究実践における住民自治の推進と地域の福祉システム形成に関する研究」、金田が「地域福祉活動への参加を通じた主体形成の重要性に関する研究」と題して、本研究による研究成果の一部について、口頭発表を行った。 (3)アンケート調査の実施と集計作業 2007年2〜3月に岸和田市で実施したアンケート調査の集計作業を実施した(8〜9月)。また12月〜1月にかけて、松江市社会福祉協議会の協力を得て、松江市の地域福祉活動に関するアンケート調査を実施した。集計作業は来年度の早い時期に行う予定にしている。 (4)スウェーデンにおける地域福祉活動についての現地調査の実施 8月24日〜9月3日にわたり、スウェーデン・ヴェクショー市を中心に、地域福祉活動に関するヒアリング調査と資料収集を行った。ヴェクショー市内のアラビュー地区のまちづくりセンターと住民参加の手法、ストックホルム市のボランティア活動推進センターの機能と役割についてなど、貴重な調査結果を得ることができた。 (5)松江市の地域福祉活動におけるヒアリング調査の実施 3月18〜19日にかけて、松江市社会福祉協議会、松江市忌部公民館、松江市城北公民館を訪問し、松江市の地域福祉実践における公民館と地区社協の役割についてヒアリング調査を実施した。
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