2006 Fiscal Year Annual Research Report
岡山孤児院におけるネットワーク形成と自立支援に関する総合的研究
Project/Area Number |
18330123
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Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
細井 勇 福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (70190204)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊池 義昭 東洋大学, ライフデザイン学部, 教授 (50258927)
三上 邦彦 岩手県立大学, 社会福祉学部, 助教授 (20381311)
元村 智明 金城大学, 社会福祉学部, 講師 (60340022)
小野 修三 慶應義塾大学, 商学部, 教授 (90103902)
室田 保夫 関西学院大学, 社会学部, 教授 (90131614)
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Keywords | 岡山孤児院 / 石井十次 / 自立支援 / ネットワーク / 慈善事業 |
Research Abstract |
1.本研究の目的は、石井十次資料館所蔵資料の整理作業を継続しつつ、より多角的かつ多面的に岡山孤児院事業を検討することにある。今年度は、現地(宮崎県高鍋町)にて研究会を開催した。石井十次とつながりの深い大原孫三郎の経営思想や大原社会問題研究所の設立経過について明らかにされた。又明治40年代の大阪・東京事務所の動向が示された。さらに岡山孤児院の養護実践史として、「岡山孤児院十二則」の形成過程が明らかにされた。 2.平成18年8月25日〜9月3日、宮崎県児湯郡木城町の石井記念友愛社 石井十次資料館に滞在、共同で資料調査を行った。又以下の作業を4年間の到達目標とすることを確認した。 (1)写真の資料目録の完成、(2)手紙資料の追加整理と目録化、(3)一枚物資料の整理と目録化、(4)未整理の文献資料の整理と目録化、(5)岡山孤児院日誌の判読と刊行の継続、(6)高鍋町立図書館所蔵の関係資料の目録化 3.平成18年8月29日、高鍋にて研究会を開催した。報告者とテーマは以下の通りである。 (1)佐藤繁美「大原孫三郎の経営思想」 (2)田中和男「大原社会問題研究所について」 (3)小野修三「明治40年代の大阪・東京事務所の日誌を比較して」 (4)菊池義昭「岡山孤児院における養護実践理論の形成過程について」 4.共同作業として、2-(4)、未整理の文献資料の整理作業に着手するとともに、一枚物資料の整理、写真の整理を行った。 5.各自研究成果を『石井十次資料館研究紀要』等に発表した。
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Research Products
(7 results)