2008 Fiscal Year Annual Research Report
岡山孤児院におけるネットワーク形成と自立支援に関する総合的研究
Project/Area Number |
18330123
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Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
細井 勇 Fukuoka Prefectural University, 人間社会学部, 教授 (70190204)
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Keywords | 社会福祉関係 / 慈善事業 / 岡山孤児院 / 石井十次 |
Research Abstract |
1.本研究の目的は、石井十次資料館(宮崎県児湯郡木城町石井記念友愛社)に所蔵された資料の整理・目録化、より具体的には、写真と書籍についての目録化を進めるとともに、従来からの基礎研究を土台として、関係者の「ネットワーク」や入院児の「自立支援」という観点から、より多角的かつ複合的な研究を総合的に展開することにある。 2.本年度は、平成20年8月25日〜9月2日、連携研究者と研究協力者等15名が参加して、石井十次資料館で共同作業を実施するとともに、第3回研究会を以下報告実施した。 1)菊池義昭「岡山孤児院の里預児事業の展開」2)池本美和子「慈善事業の公共性」 3)室田保夫「岡山孤児院新報について」4)安東邦昭「石井十次と朝鮮半島(2)」 5)高松誠「石井十次の信仰形成」6)藤原正範「武田塾と感化教育実践」 3.共同作業として、石井十次資料館所蔵の写真と書籍についての目録化作業を行った。 4.『石井十次資料館研究紀要』9号を2008年8月刊行した。以下は主な掲載論文細井勇「石井十次を支えた人々-高鍋の同行者達-」 滝澤民夫「石井十次と増野悦興」 菊池義昭・田谷幸子「岡山孤児院の里預制と安定期の運用内容」 5.平成20年10月11日、岡山盛徳学校(児童自立支援施設)にて石井十次に関するシンポジウムを開催し、約100人参加。司会藤原、シンポジストは細井、菊池、横井、叶原の4氏。 6.平成21年2月13日〜15日まで、細井勇と元村智明は、目録の再確認のため、石井十次資料館を再訪問して作業を行った。
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Research Products
(5 results)