2007 Fiscal Year Annual Research Report
24時間ホームケア 夜間ケアを担う訪問介護事業所支援に関する研究
Project/Area Number |
18330124
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
渡辺 裕美 Toyo University, ライフデザイン学部, 教授 (50247079)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 隆 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 教授 (30205603)
高野 龍昭 東洋大学, ライフデザイン学部, 講師 (80408971)
人見 朋子 東洋大学, ライフデザイン学部, 助手 (00408973)
栗原 拓也 健康科学大学, 健康科学部, 助教 (40460406)
青木 愛 東洋大学, ライフデザイン学部, 助手 (50440003)
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Keywords | 夜間対応型訪問介護 / 24時間ホームケア / 退院支援 / デンマーク |
Research Abstract |
1.デンマークの24時間ホームケア現状について海外研究成果報告書を作成:デンマークの高齢者ケアの歴史、24時間ホームケア体制、ヘルパーの労務管理、夜間同行訪問をまとめ、報告書を作成した。一部についてはインターネット上にアップし情報発信した。(http://www.pro-kaigo.com) 2.24時間ホームケア研究会でデンマーク報告会を開催し、意見交換:朝霞市内の訪問介護事業者や居宅介護支援事業者に24時間ホームケア研究会開催を呼びかけた。夜間対応型訪問介護を実施している2事業所の担当者3名を招き、意見交換を行った。 3.夜間対応型訪問介護事業所ヒアリング調査の継続:平成19年度は7事業所のヒアリングを行った。昨年よりは利用者は増えたが40人ほどで採算ベースには遠く経営が難しいことや、ケアコール端末は深夜だけでなく24時間対応していく必要性、夜間雇用スタッフの確保の求人がむつかしく、長続きしにくいなど労務管理の難しさが明らかになった。 4.夜間対応型訪問介護について研究成果報告書を作成:事業所情報を類型化し、サービス利用者の実情や、サービスの利用効果、ケアマネージャーへの夜間対応型訪問介護活用ケアプラン作成、についてまとめた。平成20年度は本報告書を資料としてシンポジウムを開催する予定。 5.高齢者の退院実態調査(アンケート調査)を実施:埼玉県内の病院にアンケートを郵送し、53病院から回答を得た。病院が退院に向けてどのような支援をおこなっているのか、ケアマネの病院訪問比率や、退院先決定に関与する人、などを調査した。 6.高齢者の退院実態調査(ヒアリング調査)を実施:病院の退院実態と退院支援について6病院にヒアリングを行った。高度医療基幹病院が地域医療機関や訪問看護ステーションへつなぎ包括支援体制をつくったり、退院支援看護師を配置するなど積極的なとりくみを行う病院も見られた。24時間ホームケアには医療との連携が課題である。
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Research Products
(2 results)