2007 Fiscal Year Annual Research Report
認知症ケア実践のための施設環境づくりテーラードプログラムの開発と有効性の評価
Project/Area Number |
18330125
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Research Institution | Japan College of Social Work |
Principal Investigator |
児玉 桂子 Japan College of Social Work, 社会福祉学部, 教授 (20153562)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
足立 啓 和歌山大学, システム工学部, 教授 (50140249)
児玉 昌久 早稲田大学, 人間科学学術院, 名誉教授 (80008135)
下垣 光 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 准教授 (30287792)
影山 優子 西武文理大学, サービス経営学部, 専任講師 (60453461)
大島 千帆 田園調布学園大学, 人間福祉学部, 助教 (40460282)
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Keywords | 認知症ケア / ケア環境整備 / 環境づくりプログラム / 認知症高齢者 |
Research Abstract |
1.大規模改修による施設環境づくりのプロセスと職員および入居者への効果の評価 (1)職員参加により従来型施設をユニット化へと円滑に改修する支援プログラムを開発して、実施を行いその有効性を検証した。 (2)ユニット化によりもたらされる、施設環境への満足度、介護業務や環境自体の改善、入居者やその家族への影響を把握して、認知症高齢者への大きな効果を明らかにした。 2.施設環境づくりの継続性の検討にためのフォローアップ調査 関西地区の4施設(2004〜2007年)および東京地区6施設(2006〜2007年)を取り上げ、各期間における環境改善の継続状況を調査して、継続の要因を明らかにした。 3.グループホームにおける環境づくりのプロセスと効果 入居者や家族の参加によるグループホームにふさわしい環境づくりプログラムを開発して、実施を行った。職員・入居者・家族の間の共有意識が高まり、個別ケアの質が向上した。 4.施設環境づくりプログラムを用いた研修プログラムの検討 島根県介護研修センターにおいて2日間研修を60名の施設職員に実施して、プログラムのプロセスの詳細な分析と参加者による研修前後の評価に基づき、研修プログラムの改善を図った。 5.多面的施設環境評価指針の施設環境づくりへの適切な適用方法 6ステップの施設環境づくりプログラムに沿って取り組んだ施設を取り上げて、職員の施設環境に対する満足度と期待度からみた当該施設の特徴を全国調査と比較して明らかにして、本評価指針の適切な適用方法を示した。 6.環境づくりの普及に向けた取り組み (1)環境づくりWebページの更新により、毎日30〜50アクセスがみられる。 (2)施設環境づくり実践ハンドブックPart4-施設環境づくりプログラムによる実践とその評価を作成して、公開した。
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Research Products
(20 results)