2007 Fiscal Year Annual Research Report
知的財産教育としての方言・地域語教育の方法・教材開発に関する実験的・実践的研究
Project/Area Number |
18330184
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
児玉 忠 Hirosaki University, 教育学部, 教授 (50332490)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 雅子 山形大学, 地域教育文化学部, 教授 (40194451)
遠藤 仁 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (20160400)
植山 俊宏 京都教育大学, 教育学部, 教授 (50193850)
位藤 紀美子 京都教育大学, 教育学部, 教授 (80027713)
佐藤 明宏 香川大学, 教育学部, 教授 (90242750)
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Keywords | 知的財産 / 方言・地域語 / 教材開発 |
Research Abstract |
2年次となる平成19年度は、まず年度当初に全体会合を行い、年度計画の確認・修正を行った。これまでに収集した各地の方言・地域語に関する資料や文献・CDなどを材料に、どのような研究成果のまとめが可能かを検討した。 なかでも、体験的に知的財産としての方言・地域語の価値を見出したり活用したり新しく創造したりする方法など学ぶ実験授業を計画した。小学校・中学校・および大学などで実際に可能な実験授業の実際について模索した。そのため、教材となる方言・地域語素材に関して各地で新たに調査を行ったり、実験授業の実施をお願いできる学校を探したりした。そしてそうした結果を持ち寄って、教材となる方言・地域語素材がもつ教材的な価値や学習指導案などについて、全体会合の場などで全員で分析・検討し、改善点をなどを明らかにした。 今年度の最後の全体会合では、2年次の研究の集約を図り、3年次の知的財産としての方言・地域語の地域間交流・汎用化のための実践的研究に向けて研究計画の修正・精緻化を図った(実験授業計画・教材作成・カリキュラム試案作成の見通しなど)。その結果、大きな二つの柱として、理論的・歴史的な角度から方言・地域語教育を検討する領域、教材開発や実験授業などの観点から実践的・実験的に方言・地域語教育を検討する領域で、報告書をまとめていくことが確認された。3年次は、その柱立てに即してそれぞれの研究が展開されていくことになっている。
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