Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桐谷 正信 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (90302504)
溝口 和宏 鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (30284863)
山田 秀和 弘前大学, 教育学部, 講師 (50400122)
草原 和博 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40294269)
森田 真樹 立命館大学, 産業社会学部, 助教授 (60340486)
|
Research Abstract |
平成18年度は,アメリカ社会科におけるシチズンシップ教育の現代的役割を明らかにするという研究全体の目的を見通し,13名のメンバーそれぞれが個々の分析枠組みを明確にしつつ,日本におけるアメリカ社会科研究のネットワークを構築した。また,具体的には,以下の5点にわたる研究を実施した。 第1に,13名のそれぞれが担当する研究領域において,シチズンシップ教育がどのように議論されてきたのかあるいは議論されているのかを明確にし,シチズンシップ教育を分析する視点を個別に明らかにした。第2に,8月20日と2月4日に研究会を開催し,1回目の研究会では,第1で触れた各人の分析視点を全体で議論することで自らの分析視点をより明確にし,2回目の研究会では,今年度現地調査を行った5名からアメリカ社会科におけるシチズンシップ教育の現状を報告してもらい,アメリカ社会科の現状を全員で確認した。第3に,13名のメンバーそれぞれが日本・アメリカのシチズンシップ教育に関する基本文献を収集し,それらの分析を行った上で,データベース化を行った。第4に,メンバーの内5名が渡米し,現地調査を行った。現地調査においては,教科書やプログラム編集者・開発者と直接面会し,その編集原理や開発原理に関する意見聴取を行った。また併せて,関連する授業の観察も行った。そして,第5に,ホームページの開設準備を行った。ホームページのコンテンツについては,第2回の研究会で議論し,5月開設を目標に,現在編集作業中である。
|