2006 Fiscal Year Annual Research Report
起業家精神に富んだ勤労観・職業観を職業体験を通して中学生に育むための教材開発
Project/Area Number |
18330189
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Research Institution | Kyoto University of Education |
Principal Investigator |
高乗 秀明 京都教育大学, 教育学部, 助教授 (40335310)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 仁 京都学園大学, 人間文化学部, 助教授 (30411010)
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Keywords | キャリア教育 / 職業体験学習 / アントレプレナーシップ教育 |
Research Abstract |
本研究は、「アントレプレナーシップ教育(起業家精神涵養教育)」の観点から、自己能力開発と社会参画・貢献に基盤をおいた勤労観と職業観を、中学校段階で育成するための学習プログラム(教材)を間発しその成果の検証しつつ普及を図ること目的としたものである。 初年度にあたる18年度では教材開発のための以下の事項について予備的基礎的研究を行なった。 1.日本での先進校を始めとする実践校での取り組みの調査・研究 現在、京都市をはじめ多くの市町村で中学生の職業体験活動が取り組まれている。研究協力校の京都市立嵯峨中学校、京都市立修学院中学校、宇治市立宇治中学校、大阪市立天満中学校において、職場体験活動を中心としたキャリア教育の実施状況について、資料収集、授業参観や職場体験活動での聞き取り調査、生徒へのアンケート調査等を実地し、実態並びに課題の把握を行った。また、東北経済産業局と中部経済産業局が中心となって産学連携で行われている東北と中部各県でのキャリア教育の先進実践校のいくつかの事例についての資料収集並びに聞き取り調査を実施した。 2.アントレプレナーシップからの勤労観・職業観の検討 これからの変化の激しい時代を見据えて、中等教育段階で育むべき生徒の勤労観・職業観について検討を行った。これについては文献調査の他に会津若松商工会議所青年部が行っている「ジュニア・エコノミー・カレッジ」の実践について調査活動を行った。また、教育関係者を中心とした「シンポジウム」を12月に開催し、勤労観・職業観についての検討を行った。 これらの調査研究の成果は19年度の教材開発において活かす計画である。
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Research Products
(1 results)