2007 Fiscal Year Annual Research Report
スウィフト衛星と同期観測によるガンマ線バーストにともなう閃光の系統的探査
Project/Area Number |
18340051
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
田代 信 Saitama University, 大学院・理工学研究科, 教授 (00251398)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
玉川 徹 埼玉大学, 理化学研究所, 研究員 (20333312)
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Keywords | 宇宙物理 / 観測天文学 / 可視光天文学 / ガンマ線バースト |
Research Abstract |
本研究課題では,Swift衛星,および我が国のX線衛星「すざく」衛星と連携をとって,ガンマ線バースト(GRB)の初期放射(prompt emission)の可視光同時観測を試みる.昨年度に引き続き,我々は,GRB観測衛星の広い視野を自動的に追尾する広視野高感度のCCDカメラシステムを構築し,東京大学天文研究センター木曽観測所に移設設置し,遠隔、自動運用をおこなってきた.今年度は本研究課題による改良,すなわち木曽観測所への移設によるバックグランドスカイの改善,レンズの焦点距離を35mmから50mmに交換することによる,SN比を改善,それに伴う観測視野が狭くなることを補償するために,カメラを3台から4台への増強した.これらを昨年度に十分な仰角を確保し観測時間を伸ばすために作成した,改良型の観測小屋に移設し,性能評価試験をおこなった.その結果,予定どおりの性能が確保され,またあわせておこなった運用プログラムの改良によりわずかながら観測効率も向上した。 観測は継続的におこなっており,今年度もSwift衛星や「すざく」衛星を用いたGRB観測,また東アジアの可視光残光ネットワークをもちいたGRB研究も進展させ,その成果を国内外の学会,研究会で公表した
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Research Products
(6 results)