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2006 Fiscal Year Annual Research Report

ペンタクォーク粒子ハイパー核の探索

Research Project

Project/Area Number 18340064
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

與曽井 優  大阪大学, 核物理研究センター, 助教授 (80183995)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中野 貴志  大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (80212091)
堀田 智明  大阪大学, 核物理研究センター, 助手 (30332745)
Keywordsペンタクォーク / ハイパー核 / TPC / ガス液化クライオスタット / レーザー電子光 / SPring-8 / LEPS / 光生成反応
Research Abstract

5つのクオークで出来ていると考えられるペンタクォーク粒子Θ^+が最近SPring-8のレーザー電子光施設(LEPS)で反ストレンジネスクォークを含む幅の狭い共鳴として観測された。本研究では、このペンタクォーク粒子Θ^+と核子との間の相互作用を調べるため、閾値近傍でのGeV光子ビームによる原子核標的からの(γ,K^<(*)->)、(γ,Λ(1520))等のストレンジネスS=-1粒子の光生成反応を通してΘ^+粒子が核内に束縛されたS=+1ハイパー核の探索を目的としている。
本年度は以下の3点を中心に研究を行った。
1.上記反応の測定に必要な大立体角検出器、タイムプロジェクション・チェンバー(TPC)が完成したので、超電導ソレノイド磁石(内径60cm)に入れて宇宙線及びレーザー電子光ビームによる性能試験を行い、動作パラメータ等の最適化を行った。解析プログラムの整備を行いデータを解析中であるが、ほぼ目標値の平均分解能200μmが達成できている。
2.原子核標的としては最もシンプルなヘリウム4標的を実験に使用する予定であるが、長期の実験に耐えるためには液体ヘリウムの注入を必要としないガス液化クライオスタットが必要である。詳細な検討の結果、当初予定よりも高性能の製品が必要と判明し、それを購入することとした。また、クライオスタットに適合する標的セルを設計・開発し、耐圧6気圧の物が完成している。
3.分割型シンチレータによる小型バーティックス検出器の設計を行い、必要となる光電子増倍管を購入した。
次年度は検出器系・測定器システムを完成させ、先ずは液体水素及び液体重水素標的を用いた実験をスタートさせる予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] On the LEPS new beamline2006

    • Author(s)
      M.Yosoi
    • Journal Title

      Proceedings of the International Workshop on "Quark Nuclear Physics" (Pusan National University Press)

      Pages: 147-153

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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